こんにちは、北国の片隅で「かえるがえる」を運営している管理人のがえるです。
ハウスメーカーから渡される見積書と資金計画書。ハウスメーカーでそれぞれ異なる書式で言葉も微妙に違ったり。分かりにくいし混乱しますよね?
「結局いくらかかるの?」と不安になったり、「結局安いのか?高いのか?」と比較が難しくなるのは、異なる書式の紙に専門用語が並び、中身がゴチャっと記載されているからです。
私は、家づくりのパズルを、少しでもシンプルに理解したくて「8つのピース」として整理するようにしていました。

「8つのピース」は家づくりを大きく占める要素であり、細かく言えば、ここに含まれない「その他」や「オプション」も存在します
各々の前提・状況により、必要に応じてピースを追加するなどして、より自身にフィットした切り口にカスタマイズするのもアリです
ピースエイト:家づくりの「ピース」
私は、家づくりの事前知識ゼロから始めたこともあって、この8つのピースすら当初は「外構」って何?とか、ハウスメーカーがすべていい感じにやってくれるんじゃないの?など、素人丸出し状態。
ハウスメーカーと対峙し、いろいろ会話して、教えてもらったりもして、ようはこのピースごとに整理・理解・会話していけばいいんだな。という考えに至りました。

| ピース | 概要 |
|---|---|
| ①土地 | すべての土台 家を建てるための「ステージ」。どこに、どんな広さで、どんなルールで建てるか。すべてのスタート地点。 土地を持っていない場合は、土地探しから。 |
| ②建物本体 | メインの建物 キッチン、お風呂、間取り、断熱。一番ワクワクして、一番時間をかける「メインディッシュ」。 |
| ③追加設備 | あえて追加する設備 ソーラーパネル・蓄電池などあえて追加する高価な「トッピング」。 ソーラーパネル・蓄電池は、自身で購入する方法と、太陽光PPA(Power Purchase Agreement:電力販売契約)で設置する方法の主に2択。 ※費用が大きく太陽光PPAの選択肢もある為別枠としています |
| ④外構 | 家の「外」の仕上げ フェンス、駐車場、ポスト、植栽。家をカッコよく見せる最後の仕上げ。だけど、見積もりでは「とりあえず」で後回しにされがち。 |
| ⑤解体 | 古い建物や庭の撤去 ※建て替えの場合のみ 古い家を壊して、庭木を撤去し、さら地にする作業。地中に何が埋まっているか、壊してみないと分からない「意外な落とし穴」が潜んでいる場合も。 ※付帯工事の一環ですが、費用として大きく専門業者が担うことが多い為別枠としています |
| ⑥地盤調査・改良 | 見えない足元の安心 地面の下が固いか、柔らかいか。調査してみないと追加費用(100万単位!)がかかるか分からない、資金的にも結構影響が大きいポイント。 調査・改良は同一業者となるケース、同一業者とならないケースどちらもある。 ※付帯工事の一環ですが、費用として大きく専門業者が担うことが多い為別枠としています |
| ⑦測量・登記 | 境界と名前の登録 「ここからここが私の土地!」と線を引いたり、家を自分の名義にしたり。地味だけど、思わぬトラブルの火種になりうるので意外と大事。 一般的に測量・登記は同一業者となるケースが多い。 |
| ⑧資金 | 全体を支えるお財布 現金やローン。これら全てのピースを形にするためのお金。 |
この8つのピース、実はハウスメーカーによって『どこまで面倒を見てくれるか』がバラバラなんです。
全部任せて!という会社もあれば、建物以外は自分で探してね、という会社もあります。 大事なのは、「自分の家づくりでは、どのピースを誰が担当しているのか?」をハッキリさせること。
これが曖昧だと、私のように『えっ、それは別なの!?』『そんなにお金かかるの!?』と後からビックリすることになります(汗
ちなみに、私の場合は建て替え。土地は所有していて土地探しも購入も必要なく、支払は現金。
なので「①土地」と「⑧資金」についてはハウスメーカーに頼ることなく進めることができるので、その分楽できているんだと思います。

※私の場合は、②~⑦の6つのピースだけが対象
各々の状況や前提にあわせて、8つのピースのうち、ハウスメーカーに頼るピースを絞り込めれば、そこに集中して家づくりを進めればよい。ということになります。
そのハウスメーカー、どの「ピース」を持ってくれますか?
家づくりのパズルを完成させるために、8つのピースをどう集めるか。ですが、
実は、ハウスメーカーによって、その「守備範囲」には3つのパターンがあるんです。
| パターン | 担当ピース | 特徴 | 該当するハウスメーカー例 |
|---|---|---|---|
| 全部お任せ フルパッケージ型 | ①〜⑧すべて | 「安心をお金で買う」スタイル。 窓口が一つで済み、ラクで安心。ただし、マージン・手数料が乗る場合があり割高。 | 積水ハウス、大和ハウス、パナソニックホームズなどの超大手 |
| 複数やるよ パートナー仲介型 | ②建物 +③追加設備+③外構 など 他は紹介・仲介 | 「建物」以外のピースの一部を提携業者紹介・仲介するパターン。 探す手間は省けるものの、管理漏れが起きがち。施主も目を光らせる必要あり。 また、仲介の場合はマージン・手数料が乗る場合あり。 | 一条工務店、タマホーム などの中堅〜大手メーカー |
| 建物以外はバラバラ セルフ組み立て型 | ②建物のみ 他は施主が自力調達 | 「建物」以外は施主が自分で探して契約するパターン。 中間マージンを極限まで削れ、一番安く済む。ただし、施主が現場監督のような役割をこなす必要があり、難易度は最高クラス。 | 地元の工務店、建築家、ローコスト特化メーカー |
それぞれ特徴があり、労力・資金の負担も変わってくるので、自身が何をどこまでやらないといけないのか。をしっかり把握して挑む必要があります。
「資金計画書」をチェック!
私がやったのは、8つのピースと手元にある「資金計画書」を見比べることです。
そして、ピース毎にひとつひとつ確認します。
ハウスメーカーが責任を持ってやってくれる範囲?それを前提とした見積額?
違うなら、委託を想定する提携会社による見積額?
それとも、単なる予想額?
もし、提携会社の見積や予想額の場合、ある程度決め打ちの数字の可能性もあり、実は他より高額だった。と後に不意打ちをくらう可能性も。
なので、ハウスメーカーから出てきた見積書・資金計画書の数字を、8つのピースに割り当て、ハウスメーカーが担う範囲も明確にします。
それを、検討するハウスメーカーすべて横並びに整理することで、容易に比較できるようにしていました。
ピースエイト比較表
8つのピースを縦に、以下の4つの区分で、どのハウスメーカーがどのピースを持ってくれるかを例に整理すると以下のようになります。
- 直営:ハウスメーカーが自社(または専属下請け)で責任を持って完結させる。
- 仲介:ハウスメーカーが窓口となり、外部業者を管理・調整する(ハウスメーカーに管理責任あり)。
- 紹介:ハウスメーカーが業者を教えてくれるだけ。契約や調整は施主が行う(施主が管理。ハウスメーカーは関与薄)。
- 自力:ハウスメーカーは一切ノータッチ。施主がゼロから探して手配する。(施主が管理)
| ピース | A社(大手) | B社(中堅) | C社(地元工務店) |
|---|---|---|---|
| ①土地 | 仲介 | 紹介 | 自力 |
| ②建物本体 | 直営 | 直営 | 直営 |
| ③追加設備 | 直営 | 直営 | 自力 |
| ④外構 | 直営 | 紹介 | 自力 |
| ⑤解体 | 仲介 | 紹介 | 自力 |
| ⑥地盤調査・改良 | 直営 | 仲介 | 仲介 |
| ⑦測量・登記 | 仲介 | 紹介 | 自力 |
| ⑧資金 | 仲介 | 紹介 | 自力 |
直営・仲介が多いほど、ラクはできるがお金がかかる。紹介・自力が多いほど、出費は抑えられるが労力・手間がかかる。というのが一目瞭然。
また、予めこのように整理しておくことで、
『仲介(ハウスメーカーが管理)』だと思っていたら、実は『紹介(丸投げ)』だったなんて認識の食い違いが起きないよう備えることができます。
さらに、以下のふたつを加えると、より比較に使える表になります。
「金額」を横並びにする
同じ「測量」や「地盤改良」でも、業者によって驚くほど金額が違うことがあります。
建物本体の安さに目を奪われがちですが、他のピースの金額を横並びにすることで「どこが異常に高い(あるいは安すぎて怪しい)か」が浮き彫りになります。
「担当社名」を特定する
「仲介」や「紹介」の場合、実際に動くのはハウスメーカーではなく外部の業者です。
見積書に記載があればそれを、記載がなければ聞いてみて「〇〇測量事務所」「株式会社△△(解体)」といった社名を記入しておく。
これが分かれば、後でこんな交渉ができるようになります。
「B社の紹介業者は○○円。もっと安いA社が紹介してくれた△△社にお願いすることはできないの?」
「B社の紹介業者は○○円。A社が紹介してくれた△△社は○○円なんだけど、もっと金額近づけられないの?」
社名という「事実」を押さえれば、ハウスメーカーの「言い値」を突っぱねるための強力なカードが手に入ります。
これで「ピースエイト」の枠組みから、責任・金額・社名まで比較しやすくなりました。
- ピースエイトで全体を把握する
- 4つの区分(直営・仲介・紹介・自力)で責任を分ける
- 金額と社名を追記して比較する
この「3段構え」があれば、分かりにくい見積書・資金計画書と営業トークに翻弄されず、客観的に比較した会話ができるようになりますよ。









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