どうする注文住宅 | P1-S3: 家づくりの要望・コンセプトとりまとめ

ざっくりまとめ
  • 否定せず、まずは受け入れ、家族の要望を「カテゴリ」に仕分ける。
  • 迷う部分は「家づくりの経験者」などの外圧を借りつつ、自分の好みに寄せていく。
  • 最高の家づくりは、この記事を読み込むほど真剣な「あなた」の主導権にかかっている。

こんにちは、北国の片隅で「かえるがえる」を運営している管理人のがえるです。

「どんなお家にしたいですか?ご要望をお聞かせください」
問われると、思い付きでいくつか言ってみることはできるけど、一生に一度の家づくり、そんなんでいいんだっけ?私は具体的にどんな家にしたいんだろう...?もっと整理して言えるようになっておかないと!と、なりました。

思い付きで要望をただ羅列するだけなら子供でもできるかもしれません。
難しいのは、過不足なく羅列して、その中から『本当に必要なもの』を選び抜き、家族全員を同じ船に乗せること。そして、それに相応しい家をハウスメーカーに提案してもらうこと。

要望の共通認識を持ち、ハウスメーカーの提案力を最大化させる準備と言ってもいいでしょう。
誰かの参考になるかもしれないので、その為に、私が実準備・実行したことを具体的に書いておきたいと思います。

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対立とストレスを避けつつ要望・コンセプトをとりまとめる

仲良くワイワイ話して建設的に要望をまとめられる家庭なら、こんな苦労はしなくていいのかもしれない。
子育て世代夫婦。母子家庭。二世帯家庭。子育てや仕事がひと段落しセカンドライフを始める夫婦。家族の形態や状況はさまざまだ。家庭によっては、家庭内の力関係や声の大きさのせいで、きちんと意見を言えない人がいる可能性もある。

私の場合は、ヒエラルキー的に一番下っ端。なので、私の意見はそっちのけにされ、望まぬことを押し付けられるかもしれない。私以外の人でも、あの人には言いにくい、あの人には言っても無駄とか思っている可能性もなきにしもあらず。
とはいえ、後になって、要望を言える機会がなかった、意見が聞き入れられなかった、要望を無視されたなんて言われたら、たまったもんじゃないし、その後の関係性はギスギスしかねない。

また、いきなり全員集合して意見交換しようとしても、思い付きで言いたいことだけ言って、会話が発散し、収集が付かなくなることも考えられる。さらには、意見交換に熱くなって、関係性にヒビが入ることだってあり得ないわけではない。

いずれの形態・状況でも、本気で欲しい家を作りたいなら、”まとめ役” による推進・コントロールが不可欠だ。
『家族の納得』と『自分の理想』を両立させるために。

「1on1」個別ヒアリング

まずは、畏まらず身構えず、ざっくばらんに「1on1」で話してみよう。

オープンに、どうしたい?何が必要?どんなのは嫌?でもいいし、
私はこう思ってるんだけど、どう思う?と、相手の意見を引き出してみてもいい。
少し考える時間が必要なら、また聞きに来るよ!と何度話したっていい。
一緒に住んでいるなら、あえて時間を設けなくとも、何気ないときに会話すればいい。

ろくに要望が出なくてもいい。あまりに偏った意見だっていい。

否定せずに聞き入れよう。
ここは結論を出す場ではないのだから。
このプロセスの本質的な目的は、遠慮する必要がない状況下で、要望を言う機会を与え、それを受け入れ取り込むことなのだから。

これらを意識してヒアリングしたことにより、ガスが貯まることを限りなく抑えつつ、とりまとめる材料が手に入る。
無防備に直接対立したりストレスを抱えることも回避しながら。
関係者にひととおり話し終えた頃には、どう落とすべきかがおぼろげながら見えてくる。
後は調理するだけ。そんな感じでした。

要望をまとめ、集約する

「1on1」で会話したことは、どんな形でもいいからメモしておきます。それを見ながら集約するために。
お薦めは電子化することだけど、メモ帳でも付箋でも、振り返ることさえできるなら手段はなんだっていい。

まずは、要望をカテゴライズして、並べてみる。
そしてカテゴリーごとに、どんな要望・意見があるか、対立する要望・意見がないか、あからさまな無理難題がないか等眺めてみる。そこからが本格的なとりまとめです。

要望のカテゴリーとは、例えば以下のようなものです。
「1on1」あがった要望をカテゴライズするだけなので、この段階で網羅性が必要なわけではありません。
あくまで一例でしかないですが、カテゴライズのイメージはして頂けるかなと思います。

スクロールできます
カテゴリー概要
間取り・動線回遊動線キッチンを中心に家の中をぐるりと回れる動線
家事楽動線洗濯・乾燥・収納を最短距離で完結させる配置
リビング階段家族が顔を合わせやすい階段配置
収納・玄関シューズクローク(SIC) 靴のまま入れる土間収納
ファミリークローゼット(FCL)家族全員の衣類を1箇所に集約
パントリーキッチン横の食品・日用品ストックスペース
ヌック階段下などを活用したこぢんまりとした読書・休憩空間
LDK・空間演出吹き抜け開放感と採光を確保する高い天井
勾配天井屋根の形を活かした広がりのある空間
対面キッチン家族の様子を見守りながら料理ができる配置
スタディコーナーリビングの一角に設けるPCや学習用の机
性能・設備高気密・高断熱夏涼しく冬暖かい、省エネ性能の追求
ランドリールーム脱衣所とは別の「室内干し専用」スペース
スマートホーム照明や鍵をスマホで操作できるIoT設備

※私の場合は、外構に対する要望や、個室に対する要望、住宅設備に関する要望が結構ありました

このカテゴリーごとに、落としどころを探り ”まとめ役” なりの、結論を出します。その結論集を私は「コンセプト」と呼んでいました。

カテゴリーごとに、対立する要望もあれば、ちょっとやりすぎじゃね?みたいな要望もあるかもしれません。
”まとめ役” が客観的に、公平公正に結論を決定するだけです。あくまで、仮なので、悩みすぎる必要はありません。やりすぎな要望だと思ったら、却下したっていいんです。仮なので。

ポイント

仮とはいえ、公平公正というのは結構重要で、そうすることで論理的な説明も可能しつつ反感を生まずに済むようになります。変な肩入れがあると突っ込まれ所を作ることになりかねません。
また、”やりすぎな要望” を取り込む場合、詳細を突っ込まれかねないだけではなく、資金面での払う・払わないの問題に発展しかねないので慎重に判断する必要があります。(どうしてもそんなことしたいなら自分で払え!となりかねない)

そして、要望が出ていないカテゴリーを見つけたら、自分がどうしたいかを書いておきます。要望がないのだから、それでほぼ決定確実です(笑

もし、家づくりの経験がある友人など頼れる人がいる場合は、この時点でどう思う?と聞いてみるのも有効です。
とくに、仮決定とはいえ、自分で決めたことに自信がなければ、意見を求めてみると良いでしょう。家族に説明するときに「家づくり経験のある友人の見解」と言うだけで、説得力があがりますよ。

私は、これらを結論としてスライド形式でアウトプットしておきました。
スライド形式にすることで、プレゼンのように資料を投影したり共有したりで会話もしやすくなるし、メールで送ることもできますから。(もちろん、手段はスライドに限らず、やりやすい形で良いと思います)

まとめ役の特権

ここまでの話をみると、まとめ役の負担が結構大きいようにも見えるかもしれません。
私の場合は、時間がなくて突貫で進めましたが、時間的にゆとりをもつことができれば、負担を分散できるので、そこまで大変ではないでしょう。また、あまりに負担が大きいようであれば、補助役などを設けても良いと思います。(例:女性へのヒアリングは奥様にお願いする等)

また、これらの負担をおってでもお釣りがくるかもしれない、まとめ役ならではのメリットもあります。
先ほども触れたように、要望が出なかったところを自分好みにしてしまう。複数の意見を自分の好みに寄せていく。家族の要望を自分の希望の方にナビゲートする。そんなことだってできてしまうのだから。
これこそ、まとめ役の特権と言ってもいいでしょう。

え?誰がまとめ役をやるべきかって?それは、こんな無名なサイトのこんな記事まで読み込むほど、真剣に向き合っている ”あなた” 以外にありえません!(笑


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この記事を書いた人

がえるのアバター がえる 自由人 / 元外資系PM

東京での経験を携えて、地元で人生リブート中

人生も折り返し、東京⇒地元東北へUターン
移住して、実家の断捨離と建て替えに独り奮闘
いろいろ捨てたり、変えたり・替えたり・帰ったり。
そんな日々の記録をゆる~く綴っています

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