こんにちは、北国の片隅で「かえるがえる」を運営している管理人のがえるです。
注文住宅における最大の難所とも言われるらしい「カラー打合せ」。(ハウスメーカーによっては「仕様打合せ」「インテリア打合せ」など、名称が異なる場合もあるらしい)
設計の遅れで工期が死にかけていた我が家、ここで巻き返すべく挑んだその裏側を前編・後編に分けて書いた、その後編です。

作戦①:”受け身” を捨て、先手を打つ
作戦①-1:コーディネートの確度を高める
私は複数社に提案頂いた時から、外装・内装のパースを好みの配色になるべく寄せてもらうようにし、イメージを具体化していけるよう・具体例を見せられるよう、ちょっとずつ資料にまとめていました。
なので、それを活用することにしたんです。
色の好みの大原則
「カラー打合せ」という名称に習い、まずは色から。
外装・内装のふたつに分けて、我が家が採用する色の好みを明示しました。
それぞれメインカラーを定め、2色から3色ぐらいを組み合わせて、中間色もOKならそれも示せるように。

この例では、外装はブラックをメインに、ホワイト・ダークブラウンの組み合わせ。内装はホワイトをメインに、ダークグレーとダークブランを組み合わせ。それぞれ、中間色もOK。を意味しています。
ヒアリングシートに加え、あらかじめこれを渡しておくことで、好み外の色の提案はほぼなく済みました。
外観・外壁材、内装、造作・装飾のイメージ
ブログでもインスタでも、ネットで探せば事例は沢山出てきます。
その中でいいなと思ったものを、どんな形でもいいのでスクラップしていく。気が変わったらどんどん差し替えながら、繰り返しているうちに好みの形状・デザインや色合いのものがおおよそ定まってくるもの。
また、部材のメーカーが決まっているなら、そのメーカーサイトを見てみるのも参考になります。
例えば、外壁材が一般的な窯業系で、Kmew・ニチハの製品を選べる場合は、各メーカーサイトを見てみると、柄や堀の深さの違いや機能の違い、カラバリも分かります。
ハウスメーカーのショールームには外壁材のサンプルもありますが、その場で全部見るなんて現実的ではないしとても無理。なので、私はサイトの情報から候補を絞り込んでおきました。
私はそれをスライドに張り付けて、こんな雰囲気をイメージしているよ。と、見せられるようにしておいたんです。
あらかじめこれを渡しておくことで、現物はこれとこれ。と見せてもらったり、好みに合わせて提案してもらうことができました。
家具の配置イメージ
スイッチやコンセントの位置、アクセントクロスの位置などはどう決めるのか?私なら、先に配置する家具や家電とその配置場所をある程度知ったうえでなければ最適解は考えられない。
ということで、居室内に何をどこに配置するのか、図示できるようにしておきました。
それにより、それならコンセントはここがいい、アクセントはこっちがいいなど、前提に基づいた案を提案してもらうことができました。
作戦①-2:住宅設備に求めること
特に家事をする方はこだわりがある住宅設備。
まずは、住宅設備に求めることをクリアにしておきたい。絶対譲れない要求を書き出してみます。
| 住宅設備 | 求めること |
|---|---|
| キッチン | ・タイプ/サイズ:I型2550㎜サイズ ・コンロ:ガスコンロ ・ワークトップ:人造大理石/セラミック ・シンク:希望なし ・水栓:タッチレス ・カウンター高さ:90㎝ ・レンジフード高さ:170㎝以上 ・レンジフードカラー:希望なし ・扉カラー:ダーク系 ・カップボード:カウンタータイプ (ロータイプ) ・食洗器:深型食洗器 ・吊り戸棚:不要 |
| 風呂 | ・タイプ/サイズ:1818サイズ ・浴槽:ベンチタイプ、人造大理石浴槽、高断熱浴槽(保温浴槽) ・壁面:マグネット対応 ・浴槽カラー:ホワイト系 ・壁面カラー:ライトカラー系 |
| 洗面 | ・タイプ/サイズ:900㎜幅 ・シャワー:切り替え可能、シャワーホース付 ・扉カラー:ダーク系 ・その他:掃除楽 |
| トイレ | ・タイプ:ローシルエット ・素材:陶器製 ・形状:フチがない便器 ・紙巻器:二連紙巻器 ・収納棚:希望なし ・その他:掃除楽 |
これはあくまで例でしかないですが...
我が家はさほど拘りがない方と思い、標準から適当に選べばいいかと思っていましたが、書き出してみるとそれなりに要求があることが判明しました...(汗
私が契約したハウスメーカーは、キッチン・風呂・トイレ・洗面台の住宅設備を、いくつかのメーカー・モデルから選択するスタイル。
一般的に販売されているモデルではなく、注文住宅業者向けモデルなので、ハウスメーカーから早めにカタログを貰い、その中で求めることが実現できそう・できなそう、選択肢に残す・残さない。を予め絞り込んでおき、多少強引にでも選択候補ランキングを付けておきました。
闇雲にショールームで迷うのは、正直時間の無駄です。
すべての設備が置いてあるとは限らないし、ぱっと見では分からない仕様や機能、仕様の選択肢は、結局カタログを見ないと分かりません。
事前にカタログを読み込み、「この機種のこれ」とあたりをつけておく。
そうすることで、認識に間違いないかをプロに確認しつつ、実物があればそれを確認することで選択は終了です。
作戦①-3:選択肢を強制的に制限する
クロスとクッションフロア、カーテンに関しては、せいぜい色の好みくらいしかない...そもそも選択肢がありすぎて絞り込む気にすらならなかったのが正直なところ。
なので、これらは完全受け身で挑みました。
コーディネーターの案を聞き、拘りがないものはそのまま採用作戦!です。
持ち帰って検討し、次回確定の流れということで、とりあえずサンプルを持ち帰ることになったのですが...
そのサンプルも山のようにあるわけです。
ここであえて発動した強制制約条件。それは「標準カタログ」しか持ち帰らない。です。
そんなに潔い人はめったにいないのか、コーディネーターさんは、え、ホントにいいの?というリアクションでしたが...
見て知ってしまうから悩む。知らなければ選ばないし悩みもしない。だから見ないし見せない。
もし、どうしても選べなかったときは、それこそコーディネーター頼みです。
あえて、選択肢を絞ることで、悩み検討する時間を最小限にし、「配線」などのより重要な作業に集中させました。
作戦②:ニトリで十分!コストの「選択と集中」
ハウスメーカーが提示するオプションは高い。
照明もしかりで、10畳用のシーリングライトが3万5千円、6帖用のダウンライトが2万円と、いいお値段のものが並んでいました。
提案内容はヒアリングシートに記載した内容に基づいているので、間違いはない。けど、高い。
思わず、

これ、同等品をニトリで買ったら半値くらいだと思うんだけど…
引掛シーリングだけ付けてもらって自分で購入・設置もありですよね?



そうなんですよ、高いんですよね!ニトリでいいと思います!
分かりやすいかなとニトリを例に言ってみたけど...、
ぶっちゃけトークができるコーディネーターさんで良かった(笑
正直、WICや収納の中、脱衣所等もダウンライトである必要はなく...
シーリングライトは気が変わったら自分で取り換えられるし、センサーライトも調光機能も選べて安い。
提案してもらった照明案をもとに、拘りがない範囲を引掛シーリングに変更し、施主購入・設置することにしました。
これにより...
配線やコンセントは自分でどうにかできるものでもないので、ここで浮かせた予算と時間を「コンセントの増設」に全投入しました。
後で自分でできるところは、必要最小限の出費に抑え、後でどうにもできないものはしっかり先行投資する。選択と集中ですね。
この「捨てるところは捨てる、守るところは守る」という姿勢と、ぶっちゃけトークから、コーディネーターさんに共感いただけたこともあってか、爆速で決めることができたんだと思います。
作戦③:担当者を「同志」に変えた即答キャッチボール
コーディネーターさんとのやり取りは実にサクサクでした。
こだわりたいライトの配置やスイッチの配置などは徹底的に議論しましたが、彼女が「他メーカーで同等品の安いもの、探しときました!」と提案してくれれば、私は0.5秒で「OK!」と即答してました。
これまでの工程で、営業・設計とのやりとりが散々すぎたのもあって、コーディネーターさんの対応力に感動すら覚えてしまいました(笑
施主が明確に方向性を示し、即断即決すれば、デキる担当者は「この施主は話が早い。もっと良い提案を持って行こう」と自走し始める。
仕上げに、ワーママとして奮闘する彼女へ「万能スパイス」を差し入れ、「これで料理、少しでも楽してね」という一言が、事務的な関係を「最強のチーム」に変えた。のかもしれません(笑
120%の準備が、即断即決を可能にする
カラー打合せ、3月13日に始まり、23日に署名。
振り返ると、わずか10日間で、全てのボールをハウスメーカーに投げ返すことができました。
すべては、デキるコーディネーターさんと、ハウスメーカー選定の頃からの積み上げておいた準備のおかげ。と言えるでしょう。
ハウスメーカーにより、進め方もアウトプット成果物も異なると思われるので、予め進めかたや成果物サンプルを確認しておけると、どれだけ身構えておく必要があるかが分かりやすくなると思います。
さて、私ができる進捗の巻き返しはやり切った。
無事、予定どおり着工できるのか?あとは、図面の最終化作業と解体作業のケツを叩くぐらいしかできないが、さてはて、どうなることやら。まだまだ闘いはつづく...。










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