ハウスメーカー選び|「人生のインフラ」を共に創る - ハウスメーカーに依存しない、自由を奪わせない家づくり

こんにちは、北国の片隅で「かえるがえる」を運営している管理人のがえるです。
注文住宅、なかなかのパワーもお金も必要ですよね。
私は家づくりにお金をかけすぎず、他の事にお金を掛けて人生を楽しみたい。という思いがありました。
だから「自分好みの家」「身の丈に合う家」ってどんなだろう?それが実現できるハウスメーカーってどこだろう?と考えて、自分が納得できる家ができると思えた、地元密着型の中堅ハウスメーカーを選びました。
ハウスメーカー選びの評価軸
ハウスメーカー選びの評価軸をググると、必ずと言っていいほど「構造/工法/デザイン」「性能」「価格」「保証」の4つ、場合によっては「担当者の質・力量」を加えて5つを見ろと出てきます。
もちろん、それらは重要指標になると思うし私も見ました。でも、それだけで『ここだ!』と決めきれますか?
それらの指標だけでは『建てるまで』と『建った家』のことしか語られないし比較もできない。
一番肝心な、建った後の数十年『どう暮らせるか』はおざなりになってしまう気がするんですよね。
なので私は、もっと先のことが知りたかった。
『20年後、自分たちで直せるのか?(保守性)』
『15年後、自分の趣味趣向が変わった時に対応できるのか?(柔軟性)』
結局、決め手になったのは、性能値という数字ではなく、『住んでからの自由度』という、目に見えない、でも一番大切な 『思想』 の一致でした。
※性能は、昨今どこのハウスメーカーも強化しているので、必要性能さえ満たせればいいならあまり比較にならない
前回までの記事で、私が家づくりに求めた二つの観点についてお話ししました。
❶保守性(メンテナビリティ)
20年後、誰でも安く直せる「オープンな構造」であること。

❷柔軟性(フレキシビリティ)
住みながら自分仕様にハックできる「いじれる余白」があること。

この二つを両立させるのは、実は注文住宅の世界では至難の業(らしい)です。
なぜなら、多くのハウスメーカーは、このどちらかを犠牲にすることでビジネスを成立させている側面があるからです。
図解:ハウスメーカー選びの「ポジショニングマップ」
ハウスメーカーのポジショニングマップ、よく見るものはコスト×性能、価格帯×設計自由度などをよく見る気がします。
それらのマッピングはそちらにお任せするとして...、
私がハウスメーカー選定の際、保守性・柔軟性を観点にして脳内で描いていたマップを可視化してみました。

| 左上: オリジナル品多用の大手ハウスメーカーなど (ブランド囲い込み型) | 高性能で自由度も高いですが、独自規格というブラックボックスで施主をロックインします。 将来の修繕も改造も「メーカーの言い値縛り」になりがちです。 |
|---|---|
| 左下: 規格住宅など (カタログお任せ型) | パッケージ化されているため安くて早いですが、自分流の工夫は規約で弾かれます。 |
| 右下: 頭の固い地元の工務店など (質実剛健・職人型) | 昔ながらの安心感。どこでも直せますが、新しいガジェットの導入や、拘りのインフラ配慮への対応は少し苦手かもしれません。 |
| 右上: 柔軟な中堅ハウスメーカーなど (自由・共創型) | 「どこでも直せる標準的な造り」 と 「施主のこだわりを面白がる柔軟さ」 のいいとこ取り。 |
なぜ「大手」を捨て「中堅」を選んだのか?
大手の看板は魅力的ですが、長期的な視点で見れば、特定のベンダーに依存しすぎるのは最大のリスクです。
建築費はもとより、メンテナンスも高額で、選択の自由がない。
保証を盾に自由にいじることも憚られる。
自由度が低ければ、どんなにいい家だとしても、私の欲しい家とは言えません。
私が選んだのは、構造はオープンな「木造軸組工法」でありながら、私の「わがまま(要件定義)」を一緒に面白がって形にしてくれる地元の中堅メーカーでした。
「収納の中身は空洞でいい、下地だけ入れてくれ」「Wi-Fiルーターのために、ここを排熱仕様にしてくれ」「あとでDIYしやすいようにこうしておいてくれ」そんな、標準カタログには載っていない未来への余白・柔軟性を納得価格で、ハウスメーカーと一緒に作り上げられる。この共創(パートナーシップ)こそが、選定の決定打でした。
でも、最初はやっぱり大手のキラキラした展示場に目移りしたし、その勢いで有力候補!と推しそうになった瞬間もあったんですけどね(苦笑
契約したのは「家」ではなく「20年後の自由」
私は、ハウスメーカーを「家を売ってくれる人」ではなく、私の「家のベースインフラを作る開発パートナー」として選びました。
もし20年後、メーカーの体制が変わっても、あるいは私が自分自身で大規模なカスタムをしたくなっても、私の家は「オープンな構造」ゆえに、地元の職人さんたちに頼んでアップデートし続けられます。
万が一、そのメーカーと疎遠になっても、あるいはメーカー自体がなくなっても、私の家は 『オープンな規格』 ゆえに路頭に迷うことはないでしょう。
この「出口戦略(いつでもメーカーから自立できる状態)」 を確保すること。これこそが、私が家族のために用意した究極のリスクヘッジです。かっこつけて言えば。
要は、ひとつのハウスメーカーと一生添い遂げる覚悟なんて持てなくて...。いつでも離別・自立できる準備をしておきたかったわけなのです!
家づくりは「人生のインフラ」を選ぶこと
「20年後・30年後の自分が、どれだけ自由でいられるか」。表面的なデザインやブランド名以上に、私はその 「インフラ」を選びたかったのです。
もしかしたら「やっぱり大手の全館空調にしときゃよかった...」と泣いてるかもしれませんが...(汗
正直、いろいろ考えすぎて、打ち合わせの後半は脳みそが耳から流れ出るかとも思いました(笑
ハウスメーカーの担当者も、私の細かすぎる要望や指摘に、心の中では「めんどくさい客だな」と思ってたはず(滝汗
8月の引き渡し日、私はこの「保守しやすく柔軟なベースインフラ」を受け取ります。
それが正解だったかどうか、答え合わせは20年後の私に聞いてください。
そこから始まる、終わりなき自分仕様へのカスタマイズ。 その様子は、またこのブログで、ご報告していきたいと思います。










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