ハウスメーカー選び|『性能値』の比較はしない。我が家の等身大の足切りライン

ハウスメーカー選び『性能値』の比較はしない。窓際に置かれたマグカップと中庭の風景。
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性能の迷宮に迷い込んでいませんか?

こんにちは。がえるです。

「家は、性能。」
これ、一種のトレンドのよう。

ハウスメーカーのパンフレットをめくると、
UA値やC値といった性能値がアピールされていることも多いんですよね。

正直、昨年家づくりを始めるまで、
快適さを示す数値があるとしたら、気温と湿度くらいしか知らない。
UA値やC値なんて、ろくに聞いたこともなく...(汗

確かに、
昨今の夏の暑さは異常だし、
昔ほどではないにせよ北国の冬は寒い。

海外の家に比べ、日本の家は寒く、長持ちしないとも聞く。

家に性能を求めることは、現代の必然。

とはいえ...難解すぎるのです。

INDEX

そもそも「家の性能」って何?

ひと口に「家の性能」と言っても、いろいろあるようで。

性能ワード性能の分類目的
断熱(UA値)
気密(C値)
換気能力(回/h)
快適性能毎日の暮らしの心地よさ
耐震等級(3段階)
制震性能(%)
耐火性能(5段階)
安全性能命と家財を確実に守る

もはや、
聞いたことのないワードのオンパレードで、
評価の数値はもちろん、単位もそれぞれ。
何が何やら、です。

そして、基準ぽいものもある。

性能規準ワード性能の分類目的関連性能
ZEH(5段階)
GX
省エネ性能基準脱炭素社会の実現断熱、省エネ、創エネ
長期優良住宅総合的な優良性能基準「長く安心して快適に住み続けられる」と認定された高品質な住宅耐震、省エネ、劣化対策

国が推進していて補助金がでるとかどうとか。

これらを理解し、自分が欲しい性能を導き出す!?

性能比較の迷宮から「我が家の基準」という出口へ向かう図。UA値や耐震等級などの数値を追い求めると比較は終わらないが、自分たちに必要な性能を定義することで迷宮を抜け出せることを表現しています。

断熱性能も、
気密性能も、
耐震性能も、

突き詰めようと思えば、
どこまでも上を目指せてしまいます。

UA値0.46より0.36。
0.36より0.26。

耐震等級3の中でも、
許容応力度計算、
制震、
免震...。

でも、
性能向上には必ずコストが伴うもの。

つまり、
「どこまで求めるか」
を決めない限り、
家づくりは永遠に終わらないんです。

UA値・C値、「0.1」の差の拘り

車にも性能を示す数値がいろいろあります。
燃費やトルク・馬力、衝突安全性能、予防安全性能等等あるものの、
カーレースに出場するわけでもない限り、
最高の数値をはじきだす車探しなんてしない。

私なんて、
自分の車のトルクがいくつかなんて、覚えてやしない。
車を買うときに何トルク必要なんて、ろくに考えたこともない。
言える人は余程の車マニアくらいだと思います。

なのに、なぜ家はUA値・C値で比べたくなるんだろ?
家の性能レースに出場するわけでもないのに。

UA値・C値は、
自身の経験・体感に基づいて、
必要な数値を言えるものではないと思うのです。
車のトルクや馬力だって同じ。

とすると…、
UA値0.1の差を気にしていたのは、
本当にその差を体感したかったからではなく、

「失敗したくない」
「後悔したくない」

そんな不安を、
数値で打ち消したかっただけなのかもしれません。

我が家ではどうしたのか。というと...、
性能値に具体的な拘りがなかったこともあり、
「国の基準」をそのままモノサシにしちゃいました。

我が家に必要な性能

脱炭素社会の実現に向けた国の取り組みで、
「断熱等級4」が義務化され、2030年に向け「断熱等級5(ZEH水準)」へも引き上げられるとか。

せっかく家を建てても、
数年後には義務水準を満たせないのはちょっと悲しい。

我が家では、
省エネ地域区分も納得感があったので、
ZEH水準以上の性能。
それさえ満たせればOK。

そう定義しました。

「最高性能探し」と「必要性能の定義」の違いを比較した図。左側は数値比較に迷う様子、右側は「ZEH水準以上」という基準を決めることで保守性や維持管理など考えるべきことが明確になり、家づくりがシンプルになることを示しています。

性能と「お金」

2026年現在、高性能な家には、金銭的な恩恵があったりします。

  • 耐震等級3(構造計算)
    ➡地震保険料半額、住宅ローン金利引き下げ、その他各種税制優遇
  • ZEH
    ➡最大125万円の補助金や、住宅ローン減税の優遇、所得税の特別控除など
  • GX
    ➡最大110万円〜125万円の補助金
  • 長期優良住宅
    ➡最大125万円の補助金や、住宅ローン減税の借入限度額の拡大、固定資産税の減額期間の延長など

※条件・内容は毎年見直されているようです
※自治体での支援がある場合もあります

ただし、
性能を満たすためには追加費用が発生したり、
申請費用等も発生する。

自分たちの価値観を大切にし、
納得できる性能が満たせればそれでいい。
そう思いました。

性能は、本来、
「数値を競う」ためのものではなく、

四季を通して快適に過ごし、
安心して長く暮らすための手段。

性能は「目的」ではなく「暮らしの手段」であることを示す図。UA値や耐震等級などの性能指標が、冬の暖かさや安心といった「本当に欲しかったもの」につながることを表しています。

だからこそ、
“我が家にとって十分な性能”
を決めることの方が、
性能競争に勝つことより大切だと思ったんです。

我が家では、
「ZEH水準以上」
という最低ラインだけ定義しました。

すると、
それまで比較していた
UA値0.46と0.36の差が、
急に “誤差” に見えてきたんです。

だって、
どちらも我が家の基準は満たしているから。

そこから先は、
「性能競争」ではなく、

・メンテナンスしやすいか
・将来困らないか
・現場が誠実か
・長く付き合えるか

そんな、
30年後の暮らしを想像する時間に変わっていきました。

だって、
ZEH水準なら、
実現できないハウスメーカーがなかったんだもん!(笑)

ハウスメーカー選び、
“最高性能” を探しつづけますか?

それとも、
“自分たちに必要な性能” を定義しますか?



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