ハウスメーカー選び|「ベタベタ」と「粉々」。家が建ったその日から、劣化は始まる

ハウスメーカー選び|「ベタベタ」と「粉々」。家が建ったその日から、劣化は始まる
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注文住宅、建てた後、何年その家で暮らしますか?

こんにちは。がえるです。

新築の注文住宅を計画しているとき、
私たちの脳内は、
「どんな間取りにしよう」
「どんなおしゃれなインテリアにしよう」
ワクワクがいっぱいで、楽しいですよね。

これから何十年も暮らす、人生最大の買い物。
新しい家での楽しい暮らしに
夢を膨らませるのが当然です。

でもここで、
ひとつ気にしておきたいことがあるんです。

私は、これまでの人生で、
40年50年使い続けるモノを買うのは、
初めてでした。

しかも、
365日・24時間・容赦ない自然環境に晒され続ける
それが家、住宅です。

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ゴムの「ベタベタ」(加水分解)

何年も引き出しに眠っていたゲーム機のボタン。
しばらく使わず、しまい込んでいたペンのグリップ。
数年ぶりに里帰りして、久々に使おうとしたリモコンのボタン。

触った瞬間に
「うわ、なんか謎の不快なベタベタに覆われてる……」
と指を引っ込めた経験はないでしょうか。

それが、ゴムやプラスチック(樹脂)製品の宿命。
加水分解です。

加水分解(かすいぶんかい)

樹脂素材が、空気中の「水分」と化学反応を起こし、内側から溶け出している状態。
どんなに綺麗に保管していても、日本の湿気の中に置いておくだけで、モノが静かに朽ちていく現象。

プラスチックの「粉砕」(光酸化劣化)

ベランダに何年も放置されていた、プラスチックの洗濯ばさみ。
長年日の当たる場所に置かれていた、樹脂製の衣装ケース。

ちょっとつまんで動かそうとしただけなのに、
パキッ…」と割れる。
サクッ……粉々……」と砕け散る。
そんな経験はありませんか?

それも、プラスチック(樹脂)製品の宿命。
光酸化劣化です。

光酸化劣化(ひかりさんかりっか)

太陽の紫外線がプラスチックの分子の鎖をズタズタに引きちぎり、そこに酸素が入り込む。
素材を内側から「ミイラ化(カチカチに乾燥)」させてしまう現象。

家は「ベタベタ」と「粉々」の最前線に立っている

水分でベタベタになる「加水分解」。
紫外線と酸素で粉々になる「光酸化劣化」。

日常の小さな道具で起きるこの現象を見て、
「まあ、プラスチックだし寿命か」
「そこまで高いものでもないし、買い替えるか」
と納得してしまうもの。

はたして、「家」はどうでしょう?

日用品の劣化と同様の現象が住宅のゴムや樹脂部材でも起きることを示す図。「家もまたゴムと樹脂でできた工業製品」であり、劣化後を前提とした設計の重要性を伝えています。
  • 外壁の隙間を埋めているゴム(シーリング材/コーキング材)
  • 雨漏りを防ぐために屋根の下に敷き詰められた防水シート
  • 窓枠のパッキン
  • 屋根の塗装
  • 断熱材に用いられるポリウレタン

これらはすべて、
あのリモコンのボタンや、ベランダの洗濯ばさみの仲間、
「ゴム」や「樹脂」でできています。

しかも、
引き出しに収められているわけでも、
簡単に100均で買い替えられるわけでもありません。

台風の大雨、
夏の強烈な紫外線、
激しい寒暖差の最前線に、
ノーガードで何十年も立ち続ける

壁の隙間でゴムがベタベタになり、
屋根の上・壁の中で樹脂がもろくなっていく。

耐久年数の違いはあれど、
そんな物理法則に
逆らう術はありません。

築0年から30年までの住宅メンテナンス年表。5年でシーリング劣化、10年で外壁塗装、15年で防水、20年で水回り、30年で大規模修繕など、経年劣化に応じた維持管理の必要性を解説する図解。

経年劣化は必ず起きる

家は長く住むもの。
ただ、
住んでいる間も徐々に、
そして確実に、
家は「劣化」していく。

だからこそ、
我が家が求めたのは、
「劣化しない家」ではありませんでした。

むしろ、
劣化するのは必然

だから、

  • 将来、修理しやすいか
  • 交換しやすいか
  • 特殊すぎないか
  • 誰でもメンテナンスできるか

を重視しました。

劣化そのものより、
“劣化した後の自由度”
を重視するようにしたんです。

ハウスメーカーの「資金計画(見積)」には、
家を修繕する費用は含まれていません

ハウスメーカーの「長期保証」は、
家が劣化しないことを保証してはくれません

いつかは確実にやってくる『ベタベタ』と『粉々』。

毎月の支払金に、
修繕費は含まれていません
50年後に建て替える費用も含まれていません

「壊れない家は存在しない、直せる家は設計できる」というメッセージを中心に、新築時の理想と30年後の現実を比較した図。劣化は避けられないため、点検やメンテナンスを前提とした設計の重要性を説明しています。

我が家の生涯資金計画は、我が家でしか計画できない。

ハウスメーカーの資金計画だけを見て、
建築予算を決めてませんか?



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