家づくりの難所|住宅ローン氷河 ―借りる金額より、返し続ける時間―
『住宅ローン氷河』
じゅうたくろーんひょうが
ハウスメーカーの「月々○万円」に金銭感覚が麻痺する「住宅ローン氷河」。
35年という時間の重み、金利や維持費のクレバスを見落としていませんか?
借りられる額より「返し続けられる額」。
ローンの本質とは。
| 近隣の 難所 |
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|---|
| #010 | |比較検討期 |
住宅ローン氷河
| 危険度: | 発生度:高 致命度:高 |
| 住宅ローン依存系 | |
月々の返済額だけを見て総支払額を見失う症状。 35年という長さに現実感を持てなくなる症状。 銀行が貸してくれる金額なら問題なく返せると思い込む症状。 将来の収入や生活環境が今と変わらない前提で計画してしまう症状。 | |
| 近隣の 難所 |
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0 ➡3個以上当てはまる場合、『住宅ローン氷河』でクレバスに落ちる危険があります。
どんな難所?
性能も設備も決まった。
保証も確認した。
維持費も考えた。
すると現れる。
住宅ローン。
3000万円。
4000万円。
5000万円。
数字が大きすぎて、
だんだん金銭感覚が麻痺してくる。
そして思う。
月々10万円?
家賃とそんなに変わらない。
「あれ?意外といける気が…?」
と。
実はここからが危険地帯。
それが
『住宅ローン氷河』です。
何が起きる?


はじめは安心感があると思います。
住宅ローンは、
毎月の返済額として表示される。
だから、
10万円。
12万円。
15万円。
比較しやすい。
ところが、
その数字の向こうには、
35年。
という時間がある。
転職。
病気。
教育費。
介護。
物価上昇。
未来は誰にも分からない。
でも、
住宅ローンは未来まで続く。
ここでスケール感を失うと、
氷河の上で方向感覚を失います。
危険な理由
『住宅ローン氷河』の怖さは、
ローンそのものではありません。
見た目より大きいことです。
氷河では、
近くに見える。
歩けそうに見える。
危険が見えない。
でも実際には、
深いクレバスがある。
住宅ローンも似ています。
毎月の返済額は見える。
でも、
総返済額。
金利。
維持費。
将来の収入変化。
目を凝らして、遠くを見渡してみても、
そうしたクレバスは見えにくい。
氷河では距離感が狂う。
近くに見える。
もうすぐ手が届きそうに見える。
でも実際には、
想像以上に遠い。
住宅ローンも似ています。
月々10万円。
その数字は近く感じる。
でも35年という時間は、
想像以上に長い。
氷河の怖さは、
危険が見えないことだけではありません。
距離感そのものが狂うことです。
🩺月額錯覚症
最も多い症状です。
月10万円。
月12万円。
月15万円。
その差だけを見る。
でも本当は、
35年間。
払い続ける。
総額で見ると、
かなり大きな差になることもあります。
これが月額錯覚症です。
🩺銀行承認万能幻想
かなり危険な症状です。
銀行は審査をする。
だから安心。
そう思ってしまう。
銀行が判断するのは、
「貸せるかどうか」
でも、
その金額が
「無理なく返し続けられる額」
と同じとは限りません。
そこは似ているようで、
少し違います。
これが銀行承認万能幻想です。
私はきっと遭難すると思います
私は住宅ローンを利用していません。
だから、
ローン経験者として語ることはできません。
ただ、
シミュレーションはしたんです。
その時に感じたのは、
「35年って長いな」
でした。
建てたからには、
維持していかなければならない。
きっと、
欲しいものもいろいろ出てくる。
車も何度も買い替える。
旅行だって行きたい。
仕事も、
病気やケガなどのリスクも、
子育て中なら教育費も、
家族構成の変化や、
経済すらも影響する。
5年先ですら分からない。
10年先はもっと分からない。
それなのに、
35年先まで見通して契約する。
私なら、
かなり慎重になると思います。
だからたぶん、
何度も立ち止まって確認するはずです。
氷河で怖いのは、
慎重すぎることではなく、
距離感を見失うことだと思うので。
推奨装備
コンパス | 借りられる額ではなく返せる額で考える。 |
ヘッドライト | 総返済額を確認する。 |
ヘルメット | 金利上昇や収入変化を想定する。 |
ロープ | 維持費込みで資金計画を作る。 必要に応じて生涯の支出も比較する。 |
通過方法
おすすめはシンプルです。
月額返済額だけで判断しないこと。
総返済額を見る。
維持費も含める。
そして、
最悪のケースでも維持できるか。
を考える。
余裕は、
家計の安全装置です。
この難所の本質
『住宅ローン氷河』は、
ローン商品を比較する場所ではありません。
未来の自分を想像する場所です。
住宅ローンは、
人生を前に進める道具です。
でも、
未来を保証してくれる道具ではありません。
氷河で必要なのは、
勇気ではありません。
現在地と自分自身を見失わないことです。
| この難所の 本質 | 借りられる額より、返し続けられる額を見極めよ |



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