家づくりの難所|保証屏風岩 ―長期保証という名の安心に潜む落とし穴―
『保証屏風岩』
ほしょうびょうぶいわ
60年保証という言葉に潜む「長期保証幻覚」。
その裏には高額な有償工事と、将来の選択肢を奪う「保証金縛り」。
難所「保証屏風岩」を通じ、保証年数より「安心の条件」を読み解きます。
| 近隣の 難所 |
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| #008 | |比較検討期 |
保証屏風岩
| 危険度: | 発生度:高 致命度:中 |
| 保証依存系 | |
保証年数が長いほど安心だと思い込んでしまう症状。 保証継続条件に縛られ、将来の選択肢が狭まる症状。 保証があれば将来の不具合も全て解決できると思い込む症状。 保証内容や適用条件を確認せず、年数だけを見てしまう症状。 | |
| 近隣の 難所 |
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0 ➡3個以上当てはまる場合、『保証屏風岩』周辺で足を取られている可能性があります。
どんな難所?
設備比較もやりきった。
すると現れる。
保証比較。
20年保証。
30年保証。
60年保証。
永久保証。
どれも安心そう。
でも、安心の期間に違いがあるんだな。
そして思う。
「保証は長い方が良いよな?」
「保証が短くて良いことないよな?」
と。
後から引き返そうと思っても、
そこには高い壁が立ちはだかる。
それがここ
『保証屏風岩』です。
何が起きる?


はじめは楽観的です。
同じ家なら、
保証20年より30年。
30年より60年。
長い方が安心そうに見える。
ところが調べ始めると、
保証には条件がある。
定期点検。
指定メンテナンス。
有償補修。
指定部材。
指定業者。
様々な条件が付いている。
そして気付く。
保証は単純な年数競争ではなさそうだ。
ということに。
危険な理由
『保証屏風岩』の怖さは、
保証そのものではありません。
保証は大切です。
問題は、
保証年数だけを見てしまうこと。
例えば、
60年保証と聞くと安心します。
しかし、
その保証は無条件なのか。
有償点検が必要なのか。
有償メンテナンスが必要なのか。
どこまで保証されるのか。
そこは別問題です。
保証の本質は、
年数ではなく条件。
ここを見失うと、
岩場で足を滑らせます。
🩺長期保証幻覚
最も多い症状です。
20年保証。
30年保証。
60年保証。
数字だけを見ると、長い方が良さそう。
しかし、
保証内容を見なければ比較できません。
保証される範囲。
免責事項。
継続条件。
実際には、
「60年間保証してくれる」
ではなく、
「条件を満たせば60年まで延長できる」
という意味の場合もあります。
そして、
無料保証と延長保証。
混同しがちだけどまったく別の話し。
なのに、
無料の保証が長期に渡り延長されると思ってしまう。
そんなうまい話はありません。
これが長期保証幻覚です。
🩺保証金縛り
少し進行すると発症します。
保証を維持するために、
指定点検。
指定工事。
指定メンテナンス。
を受け続ける必要がある。
もちろん、
合理的な理由がある場合もあります。
しかし、気付けば
「メーカー保証を維持するために選択肢を失う」
状態になることもあります。
これが保証金縛りです。
私も遭難しかけました
正直、
保証は長いほど良いと思ってました(笑)
だって安心そうだもの。
でも途中で思ったんです。
「これ、何を保証してくれるんだ?」
と。
保証年数は大きく書いてある。
でも、
何を保証?
どこまで保証?
条件は?
継続費用は?
そこは意外と読み飛ばしがち。
そして、必ずと言っていいほど
「当社指定業者が実施する定期的な点検と有償のメンテナンス工事を…」
と書いてある。
小さめの文字で。
その時から、
保証年数より保証条件を見るようになりました。
推奨装備
コンパス | 本当に必要な保証は何か判断する。 |
ヘッドライト | 保証内容と保証継続条件を把握する。 また、指定メンテナンス費用を確認する。 |
ロープ | 保証が切れた後の維持方法も考える。 |
通過方法
おすすめは至ってシンプルです。
保証年数を見る前に、
何が保証されるのか。
保証継続に何が必要なのか。
を確認すること。
そして、
保証の長さだけではなく、
メンテナンス費用の相場。
修理業者を選べる自由度。
将来の選択肢。
も比較する。
この難所の本質
『保証屏風岩』は、
保証年数で迷う場所ではありません。
安心の正体で迷う場所です。
長い保証が悪いわけではありません。
短い保証が悪いわけでもありません。
大切なのは、
保証年数より、
保証の中身。
そして、
保証を維持するために
何を失うのか。
屏風岩で必要なのは、
長い保証書ではありません。
自分にとって、
本当に安心できる保証とは何なのか。
保証の条件を読み解く視点です。
| この難所の 本質 | 保証年数より、安心の条件を見極めよ |



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