家づくり戦記|基礎は「乾かす」より「蒸らす」!?ラップに包まれた基礎を見て、目からウロコの話

こんにちは、がえるです。
先日の配筋検査では、あの整然と並んだ「鉄筋の幾何学模様」にプロの執念を見せつけられ、すっかり現場監督のファンになってしまいました。
ですが、あの美しかった骨組みも、いよいよコンクリートの中に隠れてしまいます。
少し名残惜しい気持ちで現場を覗くと、そこにはまた想定外の光景が…。
基礎に「ラップ」?
現場監督曰く、コンクリートの打設は2段階。
まずはベースとなるコンクリートを平らに打設して、
ベースが一定固まったら、立ち上げ部分のコンクリートを打設するのだと。
そして、コンクリートの打設は雨を回避したくて天気予報とにらめっこしながら、いつやるか決めるんだと。
複数の現場を抱え、天気をうかがいながら最適な日を見極めて発注・作業調整するなんて、結構な難易度のはず。
そりゃもう、現場監督の腕が問われるに違いない。
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雨が降ったり止んだりしてた時期、うまく雨を避けて打設した現場監督にはリスペクトしかありません。
コンクリートの打設が終わり、様子を見に行くと、基礎の立ち上がり部分がキラキラ✨
透明なラップでピッチリと覆われていました。
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え?ラップ?雨避けかな?
でも、ベース部分はむき出し…。なんでだろ?
正直、何かからガードしているのだろうと思いました。
で、聞いてみると、実は全くの逆。
外から守るのではなく、中にある「水分」を逃がさないための「保湿」が目的なんだとか。
コンクリート、乾燥させて固めるんじゃないの!?
私、てっきり、コンクリートって「天気がいい日にカラッと乾かして、カチカチに固めるもの」だと思い込んでました。
それ、大間違いでした...。
コンクリートは乾いて固まるのではなく、水分とセメントがじっくり反応して強くなる(化学反応を起こす)生き物のようなもの。
だから、乾燥させて水分を飛ばしてしまうのは、むしろ強度が落ちる原因になると。
ラップは「特に乾燥に弱い急所(立ち上がり)」を集中的にケアするためものなんだそうな。
ドライにして、かっぴかぴに固くするのではなく、蒸し料理に近い世界?だとは!
実に興味深い。
雨=天敵じゃないの!?
さらに驚いたのは、雨についての考え方。
基礎の養生中に雨が降ったら…基礎が濡れて弱くなるんじゃ?
と勝手に想像してたけど、実はこれも全くの逆。
基礎にとって、この時期の雨は「最高のご褒美」なんだとか。
乾かしたくない基礎にとって、雨は天然の超大型加湿器。
ラップの中で湿度100%を保つのを手助けしてくれる、いわば最強の応援団。
「雨が降ったら工事が台無し」とばかり思い込んでたけど、
「雨が降ったから、より丈夫に育つ!」という、なんとも真逆もいいとこである。
【「雨上がり・潤いの現場」の写真を挿入】
※イメージ:ラップの内側に水滴がびっしりつき、しっとりと色が濃くなったコンクリートの様子
実際、雨上がりの現場を見てみると、ラップの内側はしっかりと水分を蓄えて「スチームサウナ状態」。
空からの恵みを逃さず、コンクリートが一生懸命「保湿ケア」の真っ最中でした。
真逆ばかりの素人発想、素人にもほどがある!けど、原理を知ってすごく納得できました。
ラッピングの重み
このラップを巻く作業、専門用語では「保湿養生」と言うらしい。
手間もコストもかかるので、やらない現場も少なくないのだとか。
パッと見は地味ですが、配筋と同じく、ここにも「見えない部分で手を抜かない」というメーカーの良心、現場監督のプライドが詰まっている気がします。
仕込みはOK
上棟してしまえば、このラップのことも、その下の美しい配筋のことも、誰にも見えず気づかれません。
でも、我が家の基礎は、一番大事な時期に最高の『保湿ケア』を受けて育った確信がある。
素人には分からない拘り。
でも、その「分からない部分」にちゃんと手間をかけてくれる現場は、信じて任せられる。
そんな納得感も、家づくりの醍醐味だなと改めて感じたのでした。
















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