家づくり戦記|私は現場を監視しない - 上棟後の現場との付き合い方

上棟が終わり、工事は順調に進んでいます。
なので、最近は家づくり戦記として書くような大きな出来事もありません。
上棟後に現場へ行ったのは、
- 金物検査立ち合い
- 配線立ち合い
の2回だけ。
SNSや施主ブログを見ていると、「毎日現場へ通っている」という方も見かけますが、
我が家はそこまで頻繁には行っていません。
今回は、そんな我が家の現場との付き合い方について書いてみようと思います。
金物検査の立ち会い
先日、瑕疵保険の第三者機関による金物検査に立ち会いました。
検査の目的は、構造金物が設計通りに施工されているかの確認です。
保険を引き受ける側としても、施工不良のままでは困るわけだから、
重要なチェックポイントと言えるでしょう。
結果としては、1ヶ所だけ金物の打ち込み漏れが見つかりました。
その場で是正され、検査は無事完了。
現場監督も事前に確認していたとのことでしたが、
それでも指摘事項が見つかったという意味では、第三者検査はしっかり機能していると感じました。
現場監督が見落としていたのは少し残念でしたが、だからこそ第三者検査の意義があるのだと思います。

一方で、施主として立ち会ってみて思ったこともあります。
正直なところ、私自身は見ても良し悪しが分かりません。
図面と現物を見比べても、「なるほど」くらいは思っても、
施工品質を判断できるほどの知識はありません...。
施主自身が品質を判断するというよりも、
第三者検査が機能していることを確認する場だったように感じます。
配線立ち合いは思った以上に有意義だった
続いて配線立ち合い。
こちらはかなり有意義でした。
図面上では何度も確認した、
- コンセント位置
- スイッチ位置
- 照明位置
を、実際の空間の中で確認します。
すると、図面では気付かなかったことも見えてきます。

例えば今回は、
- コンセント高さの誤りを1ヶ所発見
- 壁付けスポットライトの高さ変更を依頼
- 下地の追加を依頼
しました。
また、筋交いの位置との兼ね合いで、一部コンセント位置が図面から微調整されていることも現場で説明を受けました。
図面上では分かりづらい部分も、とくに高さは実物を見ると理解しやすいですね。
さらに、配線だけでなく、
- ドア位置
- 枕棚
- ハンガーパイプ
- 下地位置
などもまとめて確認できました。
施主にしか判断できない部分については、やはり現場確認の価値があると感じます。
でも、毎日現場へ行く必要は感じていない
一方で、私は普段あまり現場へ行っていません。
上棟日。
金物検査。
配線立ち合い。
それ以外は現場へ足を運んでいません。
理由は単純です。
私が毎日見に行ったところで、施工品質の良し悪しを判断できるとは思っていないからです。
例えば金物検査でも、私は指摘箇所に気付けませんでした。
第三者検査員が見つけてくれたから気付けたのであり、自分一人では完全に見逃していました。
だから私は、「毎日見に行くこと」よりも「適切な検査が行われること」の方が重要だと感じています。
もちろん、現場の整理整頓やマナーなど、施主でも気付けることはあるでしょう。
しかし、構造や防水、気密施工といった本質的な品質については、
素人の私が毎日見ても分からないのが正直なところ。
むしろ、自分の仕事に置き換えて考えてしまいます。
私が職人ならどう思うだろう
もし私が仕事をしている横で、
お客様が毎日ずっと見ていたらどう感じるだろうか。
説明を求められたり、細かく質問されたりしたら、
品質が上がるというより集中力が削がれそうです。
職人さんにも職人さんの段取りや作業リズムがあります。
もちろん考え方は人それぞれですが、
私は必要以上に介入しない方が良いのではないかと思っています。
私は検査には立ち会う。でも監視はしない
家づくりには様々な考え方があります。
毎日現場へ通う方もいれば、ほとんど行かない方もいるでしょう。
どちらが正解という話ではありません。
ただ、我が家としては、
「施主にしか判断できないことは確認する」
「それ以外はプロに任せる」
という距離感がちょうど良いと感じています。
SIで例えるなら、実装中のエンジニアを毎日監視するのではなく、
レビューや品質ゲートで確認するイメージでしょうか。
だから私は検査には立ち会います。
でも監視はしません。
現場へ行く頻度が少ない分、立ち会いのタイミングでは飲み物を差し入れしています。
毎日ではありませんが、私としてはそのくらいの距離感がちょうど良いと感じています。
今のところ、それが我が家にとって一番自然な現場との付き合い方です。

さて、来週は吹付断熱施工と気密測定の予定です。
おそらく次に現場へ行くのはそのタイミングになるでしょう。
監視はしていません。
でも、任せきりにしているわけでもありません。
我が家はそんな距離感で家づくりを進めています。
次の確認ポイントは、断熱施工と気密測定。
それが終われば、いよいよ壁や天井ができ始めます。
今は現場を見守りながら、その日を楽しみに待っています。



コメント