家づくりの難所|外構岩壁 ―最後に現れる壁ほど高くキツい―

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下から見上げた、柱状節理が発達した巨大な岩壁。

『外構岩壁』
がいこうがんぺき

ハウスメーカーの図面完成=家づくり終了
ではない?
最後に現れる「外構岩壁」。
予算を忘れる認知症や完成図の錯覚を防ぎ、予算不足の滑落を回避するには。
家は外構まで含めて家です。

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難所
#015|配置・間取り検討期

外構岩壁

危険度:発生度: 致命度:中
外周依存系
  • 🩺外構予算認知症

  • 建物予算ばかりに集中し、外構費の存在を忘れてしまう症状。
  • 🩺完成図錯覚症

  • 建物図の完成=家の検討完了だと思い込む症状。
  • 🩺後回し慢性化症

  • 外構を後で考えようとして、そのまま検討不足になる症状。
  • 🩺総額麻痺症

  • 建物金額の大きさに感覚が麻痺し、数十万円・数百万円単位の外構費を軽視してしまう症状。
地図 コンパス ヘッドライト ロープ 行動食
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難所
発症チェック

0 3個以上当てはまる場合、『外構岩壁』の直下にいる可能性があります。

INDEX

どんな難所?

家も決まった。
間取りも決まった。
設備も決まった。
ようやく終わりが見えてきた。

そして思う。
「家づくりもあと少しだ。」

ところが、
その時になって現れる。

巨大な壁。
外構です。

駐車場。
カーポート。
アプローチ。
フェンス。
庭。
植栽。
物置。

家の完成図ができたのに、
家が完成していない。

それが
『外構岩壁』です。

何が起きる?

スクロールできます
外構費を予算に入れなかった場合の比較図。植栽やフェンスがある理想の完成形と、予算切れで外構が手つかずの状態を対比し、外構を後回しにすると理想の暮らしは完成しないことを示している。
家づくりの終盤に立ちはだかる「外構」の壁を登山に例えた図解。住宅ローンや間取りなどの工程を越えた先に、駐車場やフェンスなどの外構工事が巨大な岩壁として描かれ、ゴール直前の大きな試練であることを示しています。

最初は軽く考えています。

外構は最後でいい。
建物が先。
その方が自然に思える。

実際、
打合せでも建物の話が中心になります。
だから外構は後回し。

ところが後になって見積を取ると、
思ったより高い。
かなり高い。
想像以上に高い。

そして気付く。

予算が残っていない。

すると、
フェンスを削る。
植栽を削る。
カーポートを削る。
アプローチを削る。

最後には、
とりあえず砂利。

そんな状況も起こりえます。

危険な理由

『外構岩壁』の怖さは、
高額なことではありません。

その壁の大きさが見えていないことです。

山では、
最後に急登があることを知っていれば、
体力を残して歩けます。

でも、
知らなければどうなるか。

終盤で力尽きてしまうかもしれません。

外構も同じです。

建物だけ見ていると、
総額が見えなくなる。

その結果、
最後に予算が尽きる。

岩壁で足が止まる。

🩺外構予算認知症

最も多い症状です。

住宅会社の見積を見る。
建物金額を見る。
設備を見る。

でも、
外構は入っていない。

あるいは、
仮置き。
最低限だけ。

気付かないか、
後回しにしたまま進む。

そして後から知る。
「こんなに掛かるの?」

これが
外構予算認知症です。

🩺完成図錯覚症

意外と多い症状です。

建物の完成図ができた。
ハウスメーカーから最終見積をもらった。

だから検討完了。
そう思ってしまう。

でも、
玄関前は土。
庭は未施工。
駐車場も未完成。

暮らしの設計は、
まだ家の中だけ。

これが完成図錯覚症です。

私は最初に予算を置いておきました

我が家は、
比較検討の段階から
外構費を予算に入れていました。

複数社に提案を依頼した中で、
外構見積まで出してくれた会社もありました。

むしろ少し盛り気味に。

そして、
その金額を必要コストとして先に確保。

各社比較でも、
同額の外構費を計上してもらいました。

理由は単純です。

後から足すと、
比較が歪むから。

家だけ安く見えても意味がない。

家は、
外構まで含めて家だからです。

結果的には、
やりたいことを整理して、
予算内に収まりました。

でも、
もし最初に考えていなかったら。

山頂が見えたと思ったら、
そこに岩壁が立っていた。

そんな状態になっていたかもしれません。

推奨装備

通過方法

おすすめはシンプルです。

外構の検討を後工程にしないこと。
施工は後でも構いません。

でも、
検討は前から始める。

完成後に
どんな庭になるのか。
どんな駐車場になるのか。
どんなアプローチになるのか。

そこまで含めて想像する。

それだけで、
岩壁の高さはかなり下がります。

この難所の本質

『外構岩壁』は、
庭を考える場所ではありません。

総額を見る場所です。

家づくりでは、

建物だけ完成しても、
家全体は完成しません。

山頂目前で現れる岩壁は、
突然現れたわけではない。

最初からそこにありました。
見えていなかっただけです。

家づくりも同じ。

外構は最後に現れる壁ではありません。
最初から予算の中に存在している壁です。

この難所の
本質
家は建物だけでは完成しない。外構まで含めて家である。

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