こんにちは、北国の片隅で「かえるがえる」を運営している管理人のがえるです。
雰囲気ゆるふわなスケジュールしかない状態で進む家づくり。
それでも、初めての家づくり。プロであるハウスメーカーを信じて乗っかるしかない。と、進めた結果を振り返ってみました。
絶望の予実
私の目の前には、ハウスメーカーが提示した「予定」(○:白丸)を嘲笑うかのように、右へ右へと伸び続ける「実績」(●:赤丸)のガントチャートがあります。

ガントチャートの凡例
「マイルストーン」の表記
①~⑩:「家づくりスケジュール」にあるマイルストーンと予定日
❶~❺:「家づくりスケジュール」にはないものの、建て替えである私の場合に発生するタスク
チャートの表記
○:「家づくりスケジュール」の予定日
●:予定通り、オンスケジュールで実行された実績日
●:遅延し、ビハインドで実行された実績日
●:「家づくりスケジュール」にないタスクの実績日
彼らは言います。「大丈夫です、間に合います」と。
ですが、曲りなりにもマネジメントを実戦経験してきた私には、それが異世界の異言語で唱えられた、根拠なき呪文にしか聞こえませんでした...。
「家づくりスケジュール」にある予定(○:白丸)が、あてにも目安にもならない程、ズレまくる実績(●:赤丸)。
「着工には間に合うと思うから大丈夫」という担当者の言葉を信じられるはずもないほど、予定と実績が乖離しているのが明白です。
一覧にして整理してみるとよく分かりますが、「家づくりスケジュール」にある予定のとおり進んでいるタスクはゼロです...苦笑
| マイルストーン | 予定 | 実績 | 遅延日数 | 予実補足 |
|---|---|---|---|---|
| ①契約 | 12/28 | 12/28 | - | |
| ❶境界確定測量 | - | 1/7~1/17 | - | |
| ❷境界確定立会 | - | 1/27, 3/5 | - | 役所立合のみ3/5 |
| ②プラン確定 | 1/31 | 2/22 | +22 | |
| ③仕様詳細確定 | 2/7 | 2/27 | +20 | |
| ❸仮住まい探し | - | 1/12~2/19 | - | 不動産屋決定は1/30 |
| ④カラー打合せ | 2/22 | 3/13~3/31 | 着手:+19 | |
| 完了:-12 | 打合せは3/23で完了 | |||
| ⑤確認申請許可 | 2/27 | 3/27 | +28 | 3/19申請 |
| ❹仮住まい引越し | - | 2/23~2/26 | - | |
| ⑥解体工事開始 | 3/9 | 3/16 | 着手:+7 | 4/10完了予定 |
| ⑦着工前打合せ | 3/15 | 3/27 | +12 |
本日、4/1時点でこんな遅延状況。後続のタスクも黄色信号状態...。
| ⑧地盤調査 | 4/11 | |||
|---|---|---|---|---|
| ❺地盤改良 | - | 地盤調査結果次第 | ||
| ⑨地鎮祭・地縄 | 4/8 | |||
| ⑩着工 | 4/13 | |||
| ❻補助金申請 | - | |||
| ⑪上棟 | 5/25 | |||
| ⑫配電立ち合い | 6/7 | |||
| ⑬完成 | 8/10 | |||
| ⑭引渡し | 8/22 | |||
| ⑮入居 | 9/5 |
この事実を目にして「大丈夫」でやり過ごそうとするその姿勢は、誠実さがないどころか、到底まともとは思えない...。
なぜプロジェクトは遅延したのか
これだけ予定と実績が乖離するのだから、原因はひとつなわけがありません。
想定外のことがいくつも重なり、遅延を引き起こしていました。
繰り返される「レイドイベント」
二度の病欠
そりゃぁ人間だもの、体調を崩すことはあるでしょう。
けれど、数日間の自宅待機を言い渡されるインフルエンザや感染性胃腸炎を、この短期間で繰り返すのは想定外も想定外。不特定多数な人と接するであろう営業という職業柄、自己管理ができてなさすぎと言わざるを得ない。
ろくに自己管理ができない人が、チームやプロジェクトを管理できるのか?・・・ですね。
また、数日間の自宅待機も、事後報告で他者によるフォローもない。これでは、病欠の期間だけ空白になり...、遅れるべくして遅れた。としか言いようがありません。
低品質なアウトプット(設計図面)
「②プラン確定」は1月末までに、設計図面に反映される躯体・屋根形状の確定に始まる具体的な仕様を含め、概ね建築確認申請に必要なことを決定する。すなわち、決定したことが設計図面で確認できなければ確定しようがない。
”病欠” 期間もあって、日がないから、クイックなキャッチボールを想定していた。けれど...こちらから投げたボールは一向に返球されない。返球されたかと思えば、以前の打合せで認識合わせした内容が反映されていない。
営業から設計への伝達漏れか、設計の作業が雑なのか、営業が出来上がりのチェックを十分していないのか…。
どれかではなく、おそらくすべてが原因だろう。
何はともあれ、低品質なアウトプットによる手戻りは、発生しなくて済んだはずの指摘・修正に時間を費やすことになり、本来『より良い家にするための検討』に充てられるべき時間をも削り取ってゆく...
すなわちこれも、遅れるべくして遅れた。としか言いようがありません。

解体業者のロスト
昨年から決定していた解体業者、段取るのはハウスメーカーがやると宣言されていた。
けど、それまでのやりとりで、どうにもコミットメントに不安を覚え、日程を抑えてあるのか聞いてみるとまだと言う。確認させるとすでに手遅れ。
宣言していたにもかかわらず、その管理を放置し、リソースの確保(予約)すら失念していた事実は、到底看過できるものではありません。
慌てて他の業者を手配するも、現地確認・見積からやり直し...せっかく決まっていたことを、一から出直しているようでは、遅れるべくして遅れた。としか言いようがありません。

モデルハウスの仕様を取り込めない設計力
確かに私も安易に考えすぎていたのかもしれない。
ハウスメーカーのモデルハウス、標準仕様はどこにあるのか分からないくらい、何もかも盛り盛り。でも、モデルハウスだし、見てくれと言っていたくらいだから、追加費用さえ飲めば容易に実現できるもの。そう認識していました。
そのモデルハウスを参考に、あのエコカラットを...とか、あの隠し扉を...とか、いくつか実費用を確認しつつ、予算の許容範囲内なら取り込もうと思っていたんです。
ところが、実現性も費用の算出も、出てこない出てこない。聞くと、ウチの支店で作ったわけではないので...というよく分からん理由。
時間がかかった挙句、この様子ではリスクしかないと考え、妥協案・代替案をこちらから提示せざるを得ませんでした。
弊社ではこんな家が造れるんですと見せておきながら、いざやるとなったら固まり、進まない。これでは、設計力が低くて遅れた。としか言いようがありません。
予定に載らず、予定に反映もされないタスクの存在
家づくりド素人である以上、目に見えるスケジュールを信じるしかないのは明白。
ところが、ハウスメーカーのスケジュールには載っていないものの、建て替えである以上必要であろうタスクが存在する。それを確認しながらせっつかないと、いつ実施されることやら分からない。
ハウスメーカーの家づくりスケジュールはテンプレの形を変えることはなく、我が家専用のスケジュールが作成されるでもなく...
ハウスメーカーにやらせるのも不毛に感じ、自身で管理し、せっつきながら進めるしかありませんでした。
ハウスメーカー自身のスケジュールにないのでは、マニュアル化もされないだろうし、失念する事故も起きかねない。
案の定、後手後手になり直前になって慌てる状況に陥っていました。
ガチャを放棄し、制圧する
繰り返す愚行に営業担当への憤りを感じ、担当交代という文字が頭をよぎる。
しかし、設計への不信感も積もっていただけに、担当営業だけ交代したところで、改善できる確信はない。それに、交代させてもう一度「ガチャ」を回した結果が当たりとも限らない。
時間的にも、そんな不確実な「ガチャ」を回している場合じゃない。
担当営業の、基準とは到底呼べないマネジメントド素人の感覚に合わせることは、自分の家づくりプロジェクトの健全性をかなぐり捨てることと同義。
着工を遅らせることは、資材高騰の悪影響や補助金申請の遅れなどに繋がる恐れもあり、極力避けたい。
着工にたどり着くまでのタスクについては、ハウスメーカーのぬるい管理から切り離し、私自身が制圧・コントロールするしかないと、腰を上げざるを得ませんでした。
10日間の電光石火「カラー打合せ」
どうにか「③仕様詳細確定」を完了させるも、なにやら「④カラー打合せ」の開始には2週間の間を空ける社内ルールがあるらしい。
「③仕様詳細確定」の内容を踏まえてコーディネーターが「④カラー打合せ」の準備をする期間のよう。
社内ルールと言われても、私からしてみれば単なる2週間の空白期間でしかない。受け身で待っていては、着工遅延は免れない。そう思いあれこれやって電光石火、10日間で終わらせました。
その内容は、後日くわしく記事に書こうと思います。
施主のオーナーシップ
結局、自分の家をつくるのはハウスメーカーではなく施主の意思であり思いである。
施主と同等の立場・目線・本気度で考えてくれるハウスメーカー担当なんて、宝くじに当たるような確率でしか出会えないだろうと思います。
ついこの前、カタログ請求をポチって ”たまたま” 出会っただけの人物に舵を任せず、自ら舵を握って荒波を乗り越えていった方が、理想の家に確実に辿り着ける。
乗り越えてきた苦難を笑い飛ばし、笑顔で入居するための戦いは、ここからが本番です。









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