家づくりの難所|営業楽園 ―案内人だけで家づくりは成立しない―

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青い海とヤシの木が広がるビーチを背景に、白いテーブルに置かれたトロピカルカクテルとストレリチアの花。

『営業楽園』
えいぎょうらくえん

営業さんの人柄だけで決めていい?
難所「営業楽園」。
案内人は入り口までに過ぎず、家づくりの本質はその先にあります。
納得を守るため、営業担当者個人に依存しない評価の考え方とは。

近隣の
難所
#019|契約前

営業楽園

危険度:発生度: 致命度:中
担当者依存系
  • 🩺営業依存症

  • 営業担当への信頼が、そのまま会社全体への信頼になってしまう症状。
  • 🩺営業麻痺症

  • 営業担当を気に入り、比較検討や確認作業が甘くなってしまう症状。
  • 🩺担当者万能信仰

  • 営業担当が優秀なら家づくり全体も問題ないと思い込む症状。
  • 🩺組織図未認識症

  • 契約後に登場する設計・IC・現場監督の存在や役割を十分理解していない症状。
地図 コンパス ヘッドライト ロープ
近隣の
難所
発症チェック

0 3個以上当てはまる場合、『営業楽園』に滞在している可能性があります。

INDEX

どんな難所?

ハウスメーカー選びも終盤。

何度も打合せを重ねる。

すると、
自然と営業担当との距離も近くなる。

話しやすい。
返信も早い。
親身になってくれる。

気付けば、
「この人なら大丈夫」
と思い始める。

それ自体は悪いことではありません。

問題は、
その信頼が
会社全体への信頼に変わってしまうこと。

それが
『営業楽園』
です。

何が起きる?

スクロールできます
「家づくりは個人戦ではなくリレー」というメッセージと共に、営業、設計、IC、現場監督、職人、アフターがバトンを繋いで家の完成を目指す様子を描いた図解。
「営業担当は氷山の一角」という見出しで、目に見える営業の印象よりも、水面下にある設計体制や施工品質、アフターサービスといった「見えない部分」こそが家づくりにおいて重要であることを示すインフォグラフィック。

最初は安心感が大切です。

営業担当は、
家づくりで最初に出会う案内人。

だから印象も強い。

そして施主は、
営業担当しか知らない。
設計担当は知らない。
インテリアコーディネーターも知らない。
現場監督も知らない。
職人も知らない。

でも、
営業担当は知っている。

だから、
営業担当の印象が
会社全体の印象になる。

そして、
この人がいるなら安心。

という気持ちが生まれる。

気付けば、
商品比較よりも、
会社そのものよりも、
担当者への好感度が判断基準になっている。

危険な理由

『営業楽園』の怖さは、
営業担当が悪い人だからではありません。

むしろ逆です。

良い営業担当だから起きる。

登山口の案内人が、
親切だった。
説明も上手だった。
安心できた。

でも、
山全体を管理しているのは
案内人一人ではありません。

登山道。
山小屋。
吊り橋。
岩場。
鎖場。

多くの人が関わっている。

家づくりも同じです。

営業担当は大切。

でも、
営業担当だけで家は建ちません。

🩺営業依存症

最も発症しやすい症状です。

営業担当が気に入る。
信頼する。

すると、
会社も良い会社だと思えてくる。
良い家ができると思えてくる。

でも、
営業担当と会社は同じではありません。
営業担当の能力と施工品質は同じではありません。

これが
営業依存症です。

🩺組織図未認識症

意外と多い症状です。

施主が最初に会うのは営業。

だから、
家づくりも営業中心だと思いやすい。

でも実際は、
契約後に主役が入れ替わります。

設計。
IC。
現場監督。
職人。
アフター担当。

家づくりは、
リレー形式で進んでいく。

これが見えていない状態。

それが
組織図未認識症です。

私は営業で決めませんでした

我が家は、
ハウスメーカー選びの間、
ほぼ私だけが営業担当とやり取りしていました。

だから逆に、
営業の印象だけで決めることはありませんでした。

実際、
最終的に選んだ会社の営業担当は、
正直なところ、
一番良かったとは言えません。

むしろ結構苦労しました。

それでも選んだ理由は、
商品。
提案内容。
会社の考え方。
現場の品質・効率への取り組み。

営業担当は変わる可能性もある。
でも会社の仕組みは簡単には変わらない。

そして、
契約後に関わる人たちの体制や役割も確認しました。

結果的に、
インテリアコーディネーターや現場監督は非常に優秀でした。

振り返ると、
営業担当だけで判断しなくて良かったと思っています。

推奨装備

通過方法

おすすめはシンプルです。

営業担当を評価する。

でも、
営業担当だけで評価しない。

その会社は、
誰が設計するのか。
誰が現場を見るのか。
どんな体制・仕組みで品質を管理するのか。

問題が起きた時、
誰が対応するのか。

そこまで見る。

それだけで、
楽園から抜け出せます。

この難所の本質

『営業楽園』は、
営業担当を評価する場所ではありません。

家づくり全体を見る場所です。

山で言うなら、
営業担当は、
登山口への案内人。

とても大切な存在です。

でも、
案内人は山そのものではない。

家づくりも同じです。

営業担当への信頼と、
家づくりの品質は別問題。

だからこそ、
担当者だけではなく、

その先にある仕組みを見る。

それが、
この難所を越えるための一歩です。

この難所の
本質
営業は家づくりの入口案内人。家づくりの本質はその先にある。

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