家づくりの難所|オプション沼 ―欲しいものは増えるけど、予算は増えない―
『オプション沼』
おぷしょんぬま
欲に際限はないが予算は有限。
難所「オプション沼」。
後からできる設備より、今しかできない「備え」を優先せよ。
納得の家づくりを守るための、優先順位の考え方とは。
| 近隣の 難所 |
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|---|
| #018 | |契約前 |
オプション沼
| 危険度: | 発生度:高 致命度:中 |
| 装備依存系 | |
せっかくの注文住宅だからと、必要以上に追加してしまう症状。 少額オプションを積み重ねるうちに金額感覚が麻痺する症状。 後から対応できるものまで、今やらなければならないと思い込む症状。 将来必要になるかもしれない設備を、今すべて実装しようとする症状。 | |
| 近隣の 難所 |
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|---|
0 ➡3個以上当てはまる場合、『オプション沼』に足を踏み入れている可能性があります。
どんな難所?
家づくりが進む。
間取りも決まる。
設備も決まる。
すると、
オプション選定が始まる。
照明。
収納。
コンセント。
電動設備。
造作家具。
そして思う。
せっかくなら。
どうせ建てるなら。
今しかできないし。
気持ちはよく分かる。
でも、
ここで一つ問題がある。
欲しいものは無限に増える。
予算は増えない。
それが
『オプション沼』です。
何が起きる?


最初は数万円です。
5万円。
8万円。
10万円。
大した金額には見えない。
だから追加する。
そしてまた追加する。
気付けば、
50万円。
100万円。
150万円。
いつの間にか、
予算が大きく動いている。
しかも、
一つ一つは欲しかったもの。
だから削りにくい。
それが沼の怖さです。
危険な理由
『オプション沼』の怖さは、
高額なことではありません。
全部欲しく見えることです。
登山でも似ています。
水分も必要。
予備食も必要。
防寒着も必要。
予備電源も必要。
全部正しい。
でも、
すべてをたっぷり持てば安全になるわけではない。
重くなれば、
動きが鈍る。
疲労も増える。
しまいには、歩けなくなる。
家づくりも同じです。
全部欲しい。
全部あったら便利。
でも、
全部を詰めこむと首が回らなくなる。
🩺せっかく症候群
代表的な症状です。
せっかくの注文住宅。
一生に一度かもしれない。
だから妥協したくない。
その気持ちが、
オプション追加の理由になる。
気付けば、
”必要だから” ではなく
”せっかくだから” になっている。
これが
せっかく症候群です。
🩺金銭感覚失調症
住宅は金額が大きい。
数千万円の話をしていると、
5万円
10万円
20万円
が小さく見えてくる。
だから、
安易に、
追加に追加を重ねてしまう。
でも、
それを積み重ねれば大きな金額になります。
これが
金銭感覚失調症です。
🩺今しかできない誤認症
意外と多い症状です。
営業担当からも言われます。
「今ならできます。」
確かにその通り。
でも、
“今できる”
と
“今しかできない”
と
“今やった方が楽”
は違います。
実は後からできることも結構多い。
そこを分けて考える必要があります。
私は『仕込む』方を優先しました
我が家も、
オプションは比較的多い方でした。
でも考えていたのは、
“今しか付けられないもの” ではありません。
“今しか仕込めないもの” でした。
例えば、
壁の下地。
将来棚や収納を付けたくなった時のために入れておく。
カーポート付近の200V配線。
今は不要。
でも将来EVを買う可能性はある。
だから、
今は100V。
でも後から200Vに切り替えられるよう配線だけ準備しておく。
逆に、
後からできるものは後から。
収納パイプ。
棚板。
家具。
その方が安いことも多い。
だから削る。
そんな考え方でした。
推奨装備
地図 | 後からできることを整理する。 |
コンパス | 優先順位を決める。 |
ヘッドライト | 単価だけでなく、必ず総額を確認・判断する。 |
ロープ | 今しか仕込めないものを確認する |
行動食・予備食 | 予備予算を残しておく。 |
通過方法
おすすめはシンプルです。
オプションを選ぶ前に、
それは
今しかできないのか。
今しか仕込めないのか。
後からできるのか。
を整理すること。
その上で、
優先順位を付ける。
全部採用するのではなく、
何を残して、
何を後回しにするか。
それを決める。
この難所の本質
『オプション沼』は、
設備を選ぶ場所ではありません。
優先順位を選ぶ場所です。
家づくりは、
欲しいものを全部積み込むゲームではありません。
登山と同じです。
必要なものを見極め、
不要なものを置いていく。
その判断が、
最後まで歩けるかを決めます。
| この難所の 本質 | フルフル装備より、今しかできない ”備え” を優先せよ |



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