家づくりの難所|配線迷宮 ―コンセントより、まずは暮らしを考えよう―
『配線迷宮』
はいせんめいきゅう
配線は暮らしの結果。
コンセントの位置を考える前に、
家具家電の配置を含めた生活を設計する。
納得の家づくりのため
「迷わないための手順」とは。
| #023 | |契約後 |
配線迷宮
| 危険度: | 発生度:高 致命度:中 |
| 未来想像不足系 | |
新居での暮らしが曖昧なまま、決められず迷走する症状 未来の生活を予測できておらず、見落としが発生する症状 | |
0 ➡3個以上当てはまる場合、『配線迷宮』で道に迷い始めている可能性があります。
どんな難所?
契約後の打合せが進むと、
配線計画。
照明計画。
スイッチ計画。
そんな打合せが始まります。
ところが、
多くの人はここで困ります。
なぜなら、
まだ住んだことがないから。
新居での暮らしが、
まだ見えていないのです。
テレビはどこに置く?
掃除機は?
ロボット掃除機は?
加湿器は?
サーキュレーターは?
Wi-Fiルーターは?
光回線は?
デスクは?
ベッドは?
決めるべきことは多い。
でも、
暮らしが曖昧なままでは、
配線も曖昧になります。
それが
『配線迷宮』
です。
何が起きる?


最初は簡単そうに見えます。
コンセントの位置を決める。
照明を決める。
スイッチを決める。
それだけです。
でも実際は違います。
コンセントを決めるには、
家具家電の配置が必要。
家具家電の配置を決めるには、
暮らし方のイメージが必要。
暮らし方を決めるには、
家族の生活を考える必要がある。
つまり、
配線計画とは、
生活設計そのものなのです。
未来の話。
だから絶対的な正解はない。
だから迷う。
だから終わらない。
だから、
迷宮になります。
危険な理由
『配線迷宮』の怖さは、
配線ミスではありません。
想像不足です。
住んでからなら、
家具は動かせる。
家電も買い替えられる。
でも、
コンセント。
スイッチ。
照明。
配線。
これは簡単には変えられません。
だからこそ、
住む前に考えなければならない。
未来を想像しなければならない。
それがなかなか難しいのです。
🩺新居生活漠然症
最も多い症状です。
家具はあとで考える。
家電もあとで考える。
住みながら決めればいい。
そう思っている。
でも、
配線計画は今決める。
だから困る。
暮らしが曖昧なまま、
配線だけ決めようとしてしまう。
これが
新居生活漠然症です。
🩺未来生活予測障害
意外と見落とされる症状です。
今は必要ない。
でも、
5年後は?
10年後は?
子ども部屋。
在宅勤務。
季節家電。
中継器。
防犯カメラ。
EV充電。
未来の暮らしは変化します。
でも、今だけで考えてしまう。
それが
未来生活予測障害です。
我が家は先に生活を考えました
我が家は、
配線計画の前に、
家具家電配置を考えました。
テレビ。
プロジェクター。
Wi-Fiルーター。
中継器候補。
光回線。
掃除機。
ロボット掃除機。
収納。
デスク。
それらを間取り図に書き込み、
ICにも共有しました。
だから、
「どこにコンセントを付けるか」
というより、
「何のためにコンセントが必要か」
から考えることができました。
また、
コンセントは迷ったら追加。
居室は四隅を基本、家電配置次第で更に追加。
収納内も必要に応じて追加。
外構用の配管・配線も先行準備。
そんな考え方で調整しました。
結果として、
配線計画で大きく迷走することはありませんでした。
推奨装備
地図 | 家具家電配置図を作る。 |
コンパス | 暮らし方を具体化する。 |
ヘッドライト | 将来の利用も想像する。家具の先まで見る。 |
行動食・予備食 | 将来用の余力(予備コンセント)を残す。 |
通過方法
おすすめはシンプルです。
コンセントを考える前に、
暮らしを考える。
家具を置く。
家電を置く。
動線を考える。
生活を描く。
その結果として、
配線計画を作る。
順番を逆にしない。
それだけで、
迷宮はかなり抜けやすくなります。
この難所の本質
『配線迷宮』は、
コンセントの問題ではありません。
生活設計の問題です。
どこで暮らすか。
何を使うか。
どう過ごすか。
それが見えれば、
配線も見えてくる。
だから、
コンセントを考えるより、
暮らしを考えよ。
それが、
この迷宮を抜けるための道しるべになります。
| この難所の 本質 | 配線は暮らしの結果。まず生活を設計せよ。 |


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