車を移し替える|車の住所変更を自宅で攻略!陸運局へ行かずにナンバー交換を「次回車検まで」猶予させる方法(OSS体験記)

一生に一度の家づくり。間取りの打ち合わせや設備選びに夢中になっていると、つい後回しになりがちなのが「車の手続き」などの事務作業です。
特に、今の場所から離れた土地へ移住する場合、慣れない土地の役所や警察署へ何度も足を運ぶのは、想像以上に手間がかかるもの。
そこで活用したいのが、自宅から手続きができるオンライン申請の仕組みです。
この方法には、「事前に手続きさえ済ませておけば、ナンバープレートの交換を次の車検まで合法的に先延ばしにできる」という、忙しい時期には非常にありがたい特例があります。
この記事では、新生活に向けた準備を少しでも楽にするために、私が実際に試行錯誤しながら「車の引越し手続き」を攻略したプロセスをまとめました。
車検証の住所変更、いつやるべき?
この度、東京から東北へのUターン移住にあたり、車の引越手続きも避けて通れません。
しかも今回は単なる住所変更ではなく…
- 所有者・使用者の住所が変わる
↑よくある話 - 管轄の陸運支局が変わる=ナンバー交換が必須
↑DIYの場合、陸運局で付け替え・封印する必要がある - 実家駐車場の所有者が亡くなっている状況で、車庫証明の取得
↑イマイチ不明、情報見つけられず…
と、ちょっと目をそらしたくなる状況でした。
放置すると罰金の可能性も?15日以内のルール
車検証の住所変更、ルールとして「転居から15日以内」と定められており、放置すると罰金の可能性もある。
先延ばしにはしにくい手続きです。
業者に頼む手もあるけど…
ここで役立つのが、国土交通省が運用している特例です。オンラインで申請を行う場合に限り、ナンバープレートの交換を次回の車検時まで先延ばしにできるというものです。
忙しい施主の味方「ナンバー交換の猶予特例」とは
引越時の車のナンバープレートの交換が次回車検時まで猶予可能に!
国土交通省では、個人が引越の際、オンラインにより自動車の変更登録申請を行う場合に、ナンバープレートの交換を次回の車検時まで猶予する特例を創設することとし、来年1月4日から運用を開始することといたします。
※オンラインにより自動車の変更登録申請=OSSを利用した申請
※来年1月4日=令和4年1月4日=2022年1月4日
幸い、次回の車検は10ヶ月ほど先。この特例を利用すれば、引っ越してすぐの忙しい時期にわざわざ陸運局へ行く必要がなくなります。
ということで、今回はこのオンライン申請(OSS)を使って進めることにしました。
実際に使ってわかった「オンライン申請(OSS)」のリアル
実際に触ってみると、ネット上の評判通り、なかなか一筋縄ではいかないシステムでした。
2026年現在も、お世辞にも「使いやすい」とは言えません(苦笑)
なんせ、聞きなれない専門的な言葉が多くてとっつきにくい。
画面の見た目や操作感も独特で、「こうか?それともこうか?」と手探りで進める感じです。
申請前の「はじめての方へ」という説明をじっくり読み込む必要があり、分かりやすくしようという努力は伝わりますが、やはり記入につまずくことが多いのです。
「インターネット完結」とは言い切れないもどかしさ
OSSの概要には、
自動車を保有するためには多くの手続と税・手数料の納付が必要となります。
…中略…
OSSを利用することによって、現在紙によって行われている申請等の手続を、インターネット上で行うことが可能になります。
とあるものの、中途半端に感じる部分もありました。
例えば、車庫証明に関わる文書である
- 保管場所使用権原疎名書面(自認書)
- 保管場所使用承諾証明書
これら、車庫証明に必要な書類。
これらは結局、紙に手書きしてハンコを押し、それを写真に撮ってアップロードしなければなりません。
「書く・捺印する」という最も手間な部分がアナログのまま。
これでは、ただの「画像ファイルの管理ツール」ではないかと言いたくなります。
- 保管場所の所在図・配置図
これに至っても、何十年前の書式・お作法なのやら不明だけど…
所在図は、わざわざ地図を書いたり・Googlemapのキャプチャを張り付けたりして該当場所を囲む。それを画像化してアップロードしなければなりません。
配置図も、図を書いて画像化する意味では同様で...。
寸法などどこまで書くのか、平置き・屋根あり・機械式、専用駐車場・集合駐車場などによりどう書けば良いか・どこまで書くのが正解なのかは不明瞭。
これらも対応困難・面倒で、紙の方がいいやと離脱する人が結構いそう。
写真のサイズ制限に要注意!
また、アップロード可能なファイルサイズが小さすぎ。
スマホカメラで撮った写真のままやPCでキャプチャしたままの画像ではまずエラーにります。
画像減色ツールでファイルサイズを小さくして対処しましたが、画像のリサイズや圧縮するツールを知らない・使ったことない人も多いだろうし…。
ここで諦め断念する人も結構いそうです。
分かりにくいカード払い
カード払いの場合に必須となる「お支払い情報登録サービス」への登録も分かりにくい。
クレジットカード納付を利用するかどうか、はい・いいえで入力する欄がある。そこで ”はい” を選択していても、「お支払い情報登録サービス」を未登録のまま申請できてしまう。
エラーになるから気をつけるようにとの記載があるけど、なんでシステムでチェックして申請を止めてくれればいいのに...と、効率化を求める身としては首を傾げる場面が多かったです。
他にもいろいろありますが…、ここまでにしておきます。
駐車場所有者逝去・未相続時の「保管場所使用承諾証明書」の書き方
今回の状況は、駐車場(実家)の所有者がすでに亡くなっており、相続手続きも完了していないというレアケース。
この状況でも申請はもちろん必要。期限延長等の措置もない。
だけど、まったく記載方法が分かりませんでした。
出かけついでに最寄り警察署に聞きに行きました。(もはや、アナログの極みですが)
警察署で教わった「相続予定者全員の署名」という正解
結論としては、「相続予定の人全員の許可」が必要でした。
承諾者の欄に、相続する可能性がある人全員の署名・捺印をもらうことで、受理されるとのこと。

使用者(兼相続人❶)=私、相続人❷は記入欄にそのまま記入、相続人❸は空白部分に記載せよと仰せつかりました。聞きに行かずしては分からなかった...。(相続人がもっと多い場合は…空白部分にちっさく書き連ねるのかな?)
また、”使用期間” は、明確な期限はないので、とりあえず10年後くらいにしておきました。
警察署では「ここで聞きながら書いたほうが早いよ」と苦笑いされましたが、ナンバー交換を後回しにしたい一心で、なんとか書類を準備しました。
OSSでの車の引越、実体験からまとめると以下と言えそうです。
- 最大のメリット:
オンラインで申請さえ済ませれば、ナンバー交換を次の車検(新居への入居後など)まで合法的に先延ばしにできる。 - 最大の注意点:
「オンライン」と言いつつ、書類を書いてハンコを押し、写真を撮って送るというアナログな作業がガッツリ残る。 - レアケース対策:
駐車場の所有者が亡くなっている場合、相続予定者全員の署名・捺印が必要になる(実体験済み)。
まとめ:新生活の立ち上げをスマートに
手探りで入力を終え、不備による修正指示(これも電話というアナログな連絡でしたが)を乗り越え、無事に新しい車検証が届きました。
あとは、次の車検のついでにナンバーを交換するだけです。陸運局が遠いので、この「後回し」ができるメリットは本当に大きいと感じます。
また手続きの機会があれば、そのときは、よりユーザーフレンドリーに、劇的に改善していることを強く所望します!


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