家づくり戦記|「上棟」延期。資材不足の波で見えた、現場の誠実さと「記録」の重み

建て替え・家づくり戦記 #29 「上棟」延期
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こんにちは、がえるです。

いよいよ、家が形になる日が近づいてきました。

そんな中、冷や水を浴びせるようなニュースが...。

昨今の世界情勢や物流の混乱に端を発する、深刻な「部材不足」の波
それが、北国の片隅にある我が家の現場にも、訪れました。

着工から順調に進んでいた基礎工事。
しかし、骨組みを組み上げる直前、現場監督から一報が入りました。

「上棟に必要な資材が揃いません……」

!!!

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納期より「プロジェクトの健全性」

家づくりにおいて、骨組みを組み上げる「上棟」は施主にとって最高のお祭り。

「上棟延期」の連絡が来た瞬間、
とうとう我が家にも!?
と、心がちょっと揺れました。

日程がずれることは、普通なら避けたい事態ではありますが...
迷わずこう返しました。

「無理やり予定に合わせる必要はないです。揃うべきものが揃ってから、万全の体制で進めましょう」

家は、数十年住み続けるための「人生のインフラ」。
不完全な状態で強行し、後から「あの時、無理をさせちゃったから……」と後悔したくないのです。

「納期を守ること」より「納得できる品質でビルドすること」を大切にする。
品質低下のリスクを抱え込むくらいなら、多少の遅れなんて無問題。

この基準を現場と改めて共有できたことで、
むしろチームとしての信頼の絆が強くなった気がします。

阿吽の呼吸で届く「品質の証」

それから数日。
現場監督の泥臭い尽力により、なんとか部材の確保に目処がついたとの連絡がありました。

正直、ひと月くらい遅れてもおかしくないかも?と思っていたから、
1週間程度の遅れで済んだことが逆に驚き。
調整に走り回ってくれた現場監督に感謝!です。

それと同時に届いたとある資料。

それは、基礎工事工程での「社内検査チェックリスト」です。

以前、「どのような基準で、どう記録を残しているのか?」と問いかけた際、彼は「完了したら必ずお見せします」と約束してくれていました。

こちらが催促するまでもなく、検査完了の当日に届く。
監理者のダブルチェック印入りで。

是正の跡こそが「真の透明性」

基礎工事中、差し入れしつつ職人さんと会話して、
いろいろ教えてもらったりして信頼感は感じていました。

何度か現地に足を運び、基礎工事の過程を写真におさめ、
丁寧に作業してくれていることは感じとれていました。

でも、配筋検査の立ち合いをしたり、定期的な写真付きの報告を貰ってはいるものの、
正直、素人に品質の良し悪しは判断が難しいんですよね。

その検査チェックリストを眺めると、検査の意義がよく伝わるものになっていました。

すべての項目に最初から「OK」のチェックが入っているわけではなく、
中には、一度「不備」として指摘が入り、
その後に「是正済み」となった記録が残っている箇所がありました。

これこそが、私が求めていた「透明性」。

人間が作る以上、現場にミスや漏れは必ず起きるもの。
それを隠すのではなく、仕組みによって見つけ出し正しく直したプロセスを開示する。

「不備が一つもない検査記録」ほど、現場の実態から遠い気がするんです。
「直した跡」が見えることこそが、最も信頼できるエビデンス(証拠)。
そう思うのです。

「上棟」に向けて

地中に埋まり、後からは見えなくなる基礎という土台。
それを、一点の曇りもない記録とともに検収し終えました。

不備が見つかったときやトラブルが起きた時こそ、
その会社、その現場の「プロ」の真価がよく見えます。

資材不足というピンチのおかげで、図らずも
「このチームなら任せられる」と、
骨組みが建つ前に確信することができました。

いよいよ次は、
これまで地面にへばりついていた基礎コンクリに柱が立ち、
家が立体となって姿を現します。

「仕組み」によって安心は届きました。
けれど、『我が家1.0』はまだまだこれから。

現場とワンチームとなって、これからも並走していきたい。


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